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出会い 十二

  やはり負けず嫌いの彼女の姿勢はかわいくて、僕はその姿を見て、微笑ましくなった。

 同時に、この時間が、永遠に続けばいい。どうせなら、過去に戻るだけじゃなくて、時間を止めて欲しい。僕は、そんなことまで考えた。

 しかし、そうやってプレーしている間にも、サークルの終了時間、僕たちにとって「終わり」、「別れ」の時間が刻々と近づいてくる。

 そして、サークルが終わった。

 「豆田さん、ありがとうございました!」

「…いえいえ。」

その後の会話は、テニスのこととなると熱くなり過ぎる亜紀のこと、また僕の「豆田」という珍しい名字のこと、などであった。

 また彼女は相変わらずハキハキした喋りで、

その話し方を今まで何百回以上聞いてきた僕でも、やっぱり好印象を持てるものであった。

 「じゃあ私、この辺で失礼します。」

そう言って、彼女はテニスコートを後にする。

 

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