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出会い 七
「え、ほ、本当ですか!?」
僕は大きな声を出してしまい、その後自分自身で恥ずかしくなった。
「ありがとうございます!」
その後僕は声を落とし、森川さんにお礼を言う。
「じゃあまた、どこか遊びに行きませんか?
もちろん2人じゃなくても、例えばサークル仲間とでもいいですし…。」
「分かりました。じゃあ楽しみにしています!」
そう言う彼女は、いつものハキハキした雰囲気に戻っていた。
そして、彼女はその日、帰っていった。僕は嬉しさで顔がニヤケそうになったが、
『まだ僕たちは、付き合えるわけじゃない。これから、頑張らないといけないな…。』
そう思い、気を引き締めた。