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お料理倶楽部  作者: こうおう
6/22

新入部員は忙しい!

 俺――――

  俺は友達が居なかった。



   そう、中学の頃までは、

   

   でも、小学生の時には、

   友達が一人居た。


   確か――――――



   そう、黒髪の男の子だったっけ。



 「思い出せない」

 「部長」

 「はい?」

 「誰か来ましたよ」

 「あっ―――」

  其処に来たのは妹だった。

 「おにいちゃん」

「おにいちゃん?」

 「兄弟です。」 

 「そうですか

   新しく部活に入った菜果です」

 「宜しく」

 「まだ妹は入部してないんだけどね」

 「そうなんですか」

 



   そして妹が入部した。



 「じゃあこれから宜しく」

「宜しくお願いします」

「明日までに、レシピ考えてきてくれる?」

「おーけーです」

 



 「はあ」

 「部長、お願いがあります」

 「はい」

 「名前を聞いても良いですか」

 「蒼樹です」

 「そうき  さんですね」

 

 「それより、まだ、部室に居たんですね」

 「うん」

 



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