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お料理倶楽部  作者: こうおう
14/22

それでも疑問は心中に

でも.....普通って何だ?

俺は普通じゃない。

だから分からない。

「菜果さん達此処に居たんだ」

と言ったのは妹と紗枝花さんだった。

「何していたの?」と聞いてきた。

勿論、俺と菜果は少し話していただけだ。

だが、このパターンだと、

また疑われる事もなくは無い。

「今日は金曜日ですね」

「そうだな....」

この手足だ。

手も骨折しているので松葉杖も使えない。

そして......

何よりも.....

骨折した手は....




利き手だからだ。

勉強も出来ない。

そして考えているうちに見舞いの時間は

終わった、


「ばいばい 蒼樹君」

「ばいばい」


皆と学校生活を送れないのは、

こんなに寂しいものだと。



今分かった。



そして土日は、お見舞いも来てくれる

事は流石にない...

と思っていたが...




「こんにちは」

まさかの展開だ。

「家族との時間とかはどうした?」

「別に大丈夫です」

「俺は大丈夫だから」

「それでも...」

聞き取れなかった。


「お元気で...また明日」





―――それでも




なんだ?

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