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ガンガン

葵空子 17歳 高校一年

三人組のツッコミ役。

紅千歳 17歳 高校一年

三人組のボケ担当。

翠穂花 17歳 高校一年

三人組のボケ担当。というよりも天然。

昼休み。葵空子がトイレから教室に戻ってくると、翠穂花がトコトコと近寄ってきた。


「ねぇねぇソラちゃん」


「ん、どうしたホノ」


「チトちゃんに渡してって言われたから。はいあげるー」


「..........あんまり受け取りたくないけど。なになに、『今からかくれんぼスタート!ソラが鬼ね☆』。よし、ホノ、チトの奴どこいった?」


「あっちー」


「掃除棚の中か。ーーーーーーーほっ!」


「うっきゃあ!?ちょ、やめ、ソラやめて!ガンガン、ガンガンするぅ!」


「このままお前を閉じ込めてずっと聞かせてやる」


「ホノ助けて!このままじゃ鼓膜が破壊されちゃう!」


「がんばれ☆がんばれ☆」


「傍観!?助ける気ないなこの野郎!って、やばいやばいほんとにやばい耳がガンガンするやばいやばい!」


「............はぁ、ったく。出てこい」


「う"え"は"あ"!死、死ぬかと思ったぁ!ほら、ソラを殺人犯にする前に出てきてあげたんだからあたしにお礼言ってよ!」


「なんだその理論。ガンガンやりすぎて頭のネジ飛んだのか?」


「そのガチな可哀想なものを見る目やめて!」


「ねぇねぇチトちゃん。そんなにガンガンしたの?」


「もちろん!ガンガンしたよ超ガンガンしたよ、ガンガンのバーゲンセールかってぐらいガンガンしたよ!」


「ほへー.........」


「どうしたホノ.........っておい」


「ホノちゃんや、どうして掃除箱の中に入ったの?」


「私も!私もソラちゃんにガンガンしてもらいたい!」


「ええ、マジでかこいつ」


「ホノちゃんの十八番が出ましたな。ほら、早くしてあげなよソラ」


「いやできるか!」


「私にはしたくせに!私にはしたくせに!」


「だってそれはお前だし.......おいホノ、出てこいよー」


「やっ!」


「これはまた明確なやっ!ですなぁ。ほらぁ、早くしないとどうなるかソラ知ってるでしょお?」


「ムカつくこいつ..........!あーもう、わかったよ、やるよ!いくぞホノ!」


「うん!ばっちこいやぁ!」


「うらっ!」


「....................なんかあたしの時より優しくない!?」


「くらえっ!ーーーーー当然だろ、ホノにそんな強くできるか」


「なっ!?聞いたホノちゃん!今ソラは手を抜いて叩いてるんだって!だからあんまりガンガンしないでしょ!」


「んー、がんがんしないー。ソラちゃん、私にしたくないの........?ぐすっ」


「これぐらいで泣くなよ!あーもう、じゃあ今度こそ本気でいくからな!?いくぞ!」


「ぐしゅ、みゅん」


「涙声じゃん!ソ、ソラ早く!」


「えーい、これでどうだぁ!!」


「うわぁ!?ソラそれは強すぎだって!」


「え、そ、そうか?おいホノ大丈夫か!?」


「...................................」


「ホ、ホノ?」


「ホノちゃーん?生きてるー?」


「ふ、」


「「ふ?」」


「ふわぁ、楽しい!すっごく楽しい!ソラちゃんもっとしてー!」


「マジで言ってるのホノちゃん......?」


「やばいな、音が大きすぎたか?」


「ねぇねぇはやくー!はやくしてソラちゃん!」


「いや、もういい加減にやめようこれ。さすがに周りに迷惑がかかる」


「むうう..............はーい」


「よーし、よく素直に出てきたな。ホノは偉い!」


「えへへー」


「.................ソラ、あたしは?」


「は?なんでお前も撫でなきゃいけないんだよ。って、頭ぐりぐりしてくんな!」


「ヒドイよ差別だよあたしだってちゃんと出てきたのに!早く撫でてよ!さぁ!さぁ!!」


「うざい!」


「痛い!殴らないで撫でてよ!もういい、ホノちゃんに撫でてもらう!」


「すぴー............」


「寝てらっしゃる!?」


「もう諦めろ、な?」


「うわあああああん!なんかあたしだけガンガン損だよおおおおおお!」


千歳の叫びが教室に響き渡る。と、同時に昼休み終了のチャイムが鳴り響いた。

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