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闇に見えたもの
なんかだんだんわかりずらくなってるかも…www
ふぁにーワールドについていけてるあなたはすごい。ww
水と風と葉と。
寒さのせいで生物なんていない、全てが闇に隠れた筈の世界のなかで突然背後に気配がした。
「「う、うわぁぁぁぁっ」」
振り向いてみるとそこにいたのは同じくらいの歳の少女。
少女と言っても長く伸ばしっぱなしにしたボサボサの髪に異常なほどに青白い顔、着ているのはよれよれのジャージ。お世辞にも綺麗とは言えない。というか霊的なものかと恐怖さえおぼえるほどだ。
「あ、いえ、あの、ごめんなさい…!!」
今にも闇に消え入りそうなか細い声…。
彼女もまた、突然の出来事にびっくりしているようだった。
お互い状況を理解するのに努力しているのか沈黙が流れる。
「…あ、あの…隣いいですか」
「え?…あ、はい」
真夜中に、見知らぬ女の人と河川敷で。2人きり。
どんなに沈黙が流れても理解し難いその状況に、河野羽琉は気づいたら突拍子もない質問を彼女に投げかけていた。
「あの…もし両親が離婚するとしたらどうしますか」