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虎子町物語  作者: ao
1/11

プロローグ



ふぁにーです。



投稿はノロノロペースですが、読んでやってくださると泣いて喜びます。笑



ではではごゆっくり。




ばばいしゃ

‘‘婆医者”をご存知だろうか。


本名を椿野レイ。‘‘婆医者”はニックネームのようなものだ。


いつからか虎子町は西、夕山の奥深くに住む老齢の医者だ。


医術は「まさに奇跡」と呼ばれる程の技術をもつ。

                 

その為、不治の病に侵された者が最後の希望を求め命を懸けた旅に出る。


椿野の家には、そうまでしないと辿り着かないのだ。


奇跡を求め、最後の生きるための希望を求め旅に出るのだが、もちろん患者や他の体力はもたず、9割が途中で断念するか、死ぬ。


だから夕山は死体のころがる、呪いと恐怖の山なのである。


椿野自ら山を下りてくることは、ない。


理由は謎。


そして医者の曲に生活は自給自足。生活用品などは奇跡的に辿り着いた患者達から奪う―…まあ、診療代だ。これらを持って行かないと診察は受けてもらえない。‘‘婆医者”と呼ばれる所以とも言えるだろう。






―ただし、ここまでの事は全て噂だ。



奇跡的に病を克服した者が、奇跡的に山を下りて話した事実か、またはただの迷信か。



確かめた者は未だかつて、ない。






ただしこれだけは事実―



…その婆医者が一昨日、死んだ。


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