第2話:【悪魔と始動】
「あぁああぁーっ!!やっちまったっ!マジやっちまったっ(>Д<)もぉ戻れねぇ!!」
俺は、ビルヴィスの一件のせいで眠れない夜を過ごしていた。
「うるせぇなぁ。細かい事をいつまでも悩むなよ( ̄∀ ̄)」
真央は相変わらず、この状況を楽しんでいるようだ。
「細かい事じゃねぇし(°□°;)むしろ俺達、命を狙われる身になっちまったわけですよ!!」
鼻息荒く状況説明をする俺に対して、真央は溜め息を一つ。
「まあ、それって俺からすれば好都合だしな( ̄∀ ̄)」
はい。知ってます。こーゆう奴です。コイツは。
「よしっ!じゃあ、サクッと次の標的を探しに行くか!」
もちろん俺に拒否権はない。
俺達は数時間ほど街をふらふらと歩いた。
しかし、当然ノープランでぶらついて都合良く悪魔に出会う訳もなく…。
「…飽きたな。」
この人マジ飽きるの早いです。RPGも最後までやり切れないタイプの人間です。
「仕方ないな…。ジェダ、何か俺を楽しませろよ。」
「ふざけるなーっ!お前は王様かっ(;`皿´)!!」
「いや。魔王様|(予定)。」
うっぜぇー――(°□°;)。
「悪魔なら出来るだろ?羽根をもぐとか、2つに割れるとか。」
「できるか――――――っΣ(°□°;)!!」
コイツは悪魔を何だと思っているのだろうか。
…と、ふと横を見ると俺の横にもう1人俺が立っている。
「ほぎゃー――っΣ( Д゜)゜!?」
悪魔でも目ん玉飛び出すほど驚く事もあります。
「おお!?出来てるじゃん!2つに割れる(笑)」
「出来ねぇし!!割れてねぇし!!」
とは言ったものの俺の横には俺がいる。
「ククク…、申し遅れました。私、【ミューラー】と言う者です。お見知りおきを。」
ミューラーは変化の能力を持つ悪魔で、自分の思い通りに姿を変える事が出来る厄介な相手だ。
「さあ、どちらが本物か解r…っ!?」
―ガキューン!!
一発の銃弾が真っ直ぐにミューラーの額を貫く。
「今、喋ってるのが偽物。」
確かに。
「ジェダ…悪魔ってバカの比率が高いのかな(-д-)」
コイツにだけは言われたくないが、この状況では反論のしようもないorz。
こうして、俺の思いに反して1つ、真央の手に魂が握られた。
「さて…昨日、俺達の前に現れたミューラーとか言う悪魔についてだが…。」
いつものように真央による作戦会議が始まった。
まあ、会議と言っても俺にはツッコミを入れる位しか出来ないワケだが。
「もしかして俺達…悪魔に狙われてる(°□°;)?」
「だからそう言ってるだらぁっ(;`皿´)!!!!!」
今までの俺の気苦労は何だったのかorz。
「今更だけど、俺は裏切り者で他の悪魔達から狙われてる身なのっ!!」
自分で言っててガチでヘコむ。
「…まあ、気を落とすなって(゜―゜)全部返り討ちにすれば良いだけだし。」
はいはい、真央君は気楽で良いですねー。
「ミュラーは雑魚中の雑魚。これからどんな奴等がやって来るか分からないんだぞ!対策無しで勝ち続けるなんて、絶対に無理だ。」
「ふーん。で、どうするの( ̄3 ̄)?」
真央がガサガサとポテトチップスの袋を開け始める。
「…とりあえずお前を一発ブン殴ろうかと思ってるところだが(-"-;)」
「全面的に却下。」
…殺意が隠せないのは俺が未熟なせいでしょうか(T_T)。
「で?俺は今から何に気を付けたら良いんだ?」
ポテトチップスを頬張りながらシリアスな顔の真央。
「そうだな…一番気を付けなければいけないのは、【特殊能力】だな。」
「特殊能力?バリボリ。」
「ああ、ミューラーの変化の力や人間にも知られている有名なところでは…バンパイアの催眠術、ゴーゴンの石化能力とか。」
「…回避するための方法はあるのか?バリボリ。」
「無いことはないが、上級悪魔相手だと…喰うのをやめろーっ(;`皿´)!!」
真央の手から菓子の袋を取り上げる。
中身は無い。只のゴミのようだ。
「あ、それ燃えないゴミだから。」
真央の一言に俺のイライラはMAXを迎える。
「んで、上級悪魔相手だと?」
真央にペースを崩されっぱなしなのは、俺が優し過ぎるからだろうか。
「気がつけば相手の術中にハマっている。そうだな…例えば…」
「私のテンプテーション(誘惑)とか(≧∨≦)?」
「そう。淫魔のテンプテ…!?」
突然、背後から女性の声が聞こえ、俺は焦りと緊張で汗が噴き出す。
「だ、誰だっ!!」
気がつくと窓に女性の悪魔が座っていた。




