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グラジオン王国

旅の始まりであるレミュートの故郷。グラジオン王国に関する概要です。

「聖銀の王国」


 現在グリュート・デファイン・グラジオンを国王とする王国。スリンピア王国の東に位置する大きな島を領土とする。

 元々はスリンピア王国に属するグレイド公爵領であったが、ある時を境に独立しその後もスリンピア王国と友好な関係を築いている。

 グレイド公爵は元々スリンピア王家と遠縁の関係にあり、貴族としては最も大きな権力と領土を有していた。

 国土は狭いが、高品質のミスリル鉱山がありそこから産出する豊富なミスリル鉱が最大の外貨資源となっている。世界で名だたる名剣と呼ばれるもののほぼ8割がグラジオン王国産のミスリルであるといわれており、その信頼性や実績は既に説明する必要もないと思われる。

 ミスリル鉱山があるためか土地はやせており、放牧もそれほど盛んではないため食料の供給の5割をスリンピア王国に頼ることとなっている。

 元々グレイド公爵領自体がスリンピア王国領で発見された巨大なミスリル鉱山を管理運営する目的で与えられたものである。

 気候は夏はそれほど気温が上がらないが、空気にかなりの湿気を含むため蒸し暑い日が続く。冬はそれほど気温が下がらず、雪も降らない。秋が存在せず、春と呼ばれる季節も長くない。

 主に飲まれる酒はウィスキーなど穀物系の蒸留酒で、主食は芋、料理は羊などの獣肉と海魚が主体で味付けはかなり濃く、香辛料をふんだんに使うため辛め。食文化はわりと低い水準にあると言っていい。そのため、グラジオンの連中は味音痴だとか、生まれながら舌が分厚いなど、料理に関するエスニックジョークには必ずその姿を現す。

 国民の多くが国営のミスリル鉱山で働く鉱山夫であり、体格もがっしりしている。また、ミスリルの加工技術は世界一を誇り、彼の名匠エルザードも元はこの国の出身である。城下にも多くの鍛冶屋があり、朝の日も昇りきらないうちから工場から響き渡るミスリルを叩く軽快な音が一種の風物詩となっている。

 家屋などの構造物にもその技術が応用されており、木材と石と鉄を上手く織り交ぜたコンパクトで風通しが良く更に頑丈な家は世界中から認められている。

 国民自体に職人的気風がある。


 政治外交的にはスリンピア王国と協調路線を建国の時より貫いており、スリンピア王国の海軍力の多くを担う位置にある。船舶の技術で言えばガルフィス帝国に一歩譲るが、海軍力はガルフィス帝国の帝国艦隊と対等に渡り合えるほどの練度を誇る。



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