表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

幽霊ってなんなの?

 知らんがな



 失礼しました。

 恥も外聞も気にせず開けっ広げに本心を暴露しますが、幽霊がなんなのか、わてくしは理解できておりません。

 同じ霊能力者の知人友人と何度も話し合ってみましたが、結論は出せておりません。

 仮説は立てておりますが、わてくし自身は霊感が微妙なものでして、検証ができておりません。


 霊感というものも色々でして、幽霊などを見る能力を霊視と呼んで差別化したり、視力に拠らない幽霊などの感知能力を霊感と呼んだりと、様々なのでございます。

 また、こと霊視に限定してみても、この見え方や見えるものまで多種多様で、どういう見え方なら霊視の能力が優れているという分類もしにくいものなのです。たぶん。


 わてくし自身は、幽霊などは見えたり見えなかったりします。

 いわゆる第六感、霊感の方が霊視の能力より強く、どちらかといえば幽霊より神っぽい方々を目にしたことが多いです。

 今のところ霊視できた神っぽいのは、狐っぽいのと、やたら長くて大きな竜でしょうか。

 竜だと思うんだけど蛇かもしれません。

 神だと断言しないのは、遭遇した場所が宗教と全く関係ない場所だからです。

 目撃した場所が瀬戸内海を横断するフェリーの上からでして、当時同行していた友人は水平に動く女性が見えたそうで。

 両方の条件を満たせそうな神にまつわる情報を調べてみたところ、四国にそれらしい神社がございましたので、色々と準備ができたら訪ねてみようと思っております。

 四国は近くて遠いので準備はなかなか進みませんが、死ぬまでには一度行きます。



 橋代高いよね。



 幽霊がなんなのかよくわからないという理由は、色んな体験を通して辿り着いた考えです。

 死霊との遭遇は割と頻繁にありましたし、生き霊に絡まれてしまったこともありました。

 会話が成立する者もいれば、しない者もおりました。

 憑依体質の友人に乗り移った幽霊に、指を指されて「あのおじちゃん怖い」と怯えられた体験などは、なかなか忘れることができません。



 当時は高校生だったのにおじちゃんってなんだこのやらう|(涙目)



 いやさて。

 そうした少なくない経験を何度も反芻し、あれこれと角度を変えながら、他者の意見も交えながら幾度となく『幽霊とはなんなのか』を考えてきたわけですが、答えが出ません。

 難題です。

 なにせ既存の科学は一切協力してくれないし、クソの役にも立ちません。

 プラズマですなんてネタをわてくしたちもよく使いますが、会話ができるプラズマってなんだよと笑って終わりです。



 0感はプラズマってことで納得してくれてていいので回れ右してハウス



 科学的思考と手法は役に立ちそうな気がしますが、第三者による再現性というハードルを越えられる見通しが全く立ちません。

 実は既にそういう手続きは終わっていて幽霊を観測できる機械が発明され運用されてそうな気もするんだけど、そういう話はマンガや小説の中かム◯あたりでしか目にする機会がありません。

「話は聞かせてもらった!」なんて言いながらそれっぽい人が介入してくれる日、待ってます。

 カモン!


 幽霊とはいったいなんなのかという問いは、おそらく幽霊本人に投げかけても答えは得られないんじゃないかと思います。

 ヒトってなんなのと問われて、自分でも納得できて、質問者も納得させられる答えを導き出せるでしょうか?

 「そういう分類の動物」という辞書に載ってそうな説明すら、宗教が絡んで論争が始まります。

 煙に巻いてしまうようですが、偽らざる本音なので、そんなもんだと思ってください。



 マジでよう分からん。



 なお、神だとか神っぽいのと呼んだ存在と幽霊とを分けて認識しているのは、歴史的にそう呼ばれている存在だからだとか、実際に感じる存在感の違いによるものです。

 こうした感覚も霊能力者同士で違うのが普通なので、あくまでわてくし個人の独断と偏見に基づいたものだとご理解いただければ結構。

 わてくしは死霊より生霊が怖く、生霊より神が怖く、神なんか比較にならないくらい生きてる人間が怖いです。

 わてくし自身は霊障とほぼ無縁でしたし、怖いのは生きてる人間の呪いくらいですよ、ええ。



 霊障は無縁だったよな……うん。たぶん。きっと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ