情報科リーダー岐志涼太
幹部会議その名のとうり、レインの幹部以上のものが行う会議のことだ。その会議は幹部以上のものしか参加できないのだが、そこには一人幹部ではない人がいた。少年渡辺紫音はそのシーンとした、空気に耐えられず小さくため息をついた。紫音がため息をついたのと同時にレインのリーダー坂下龍が口を開いた。
「龍くん、君の紹介は明後日ということでいね?」
「あ、はいわかりました。」
「よし、ちなみに君の所属する科は明後日一緒に教えるからね。
じゃあ、解散!」
龍の「解散」という言葉を聞いた瞬間幹部はゾロゾロと会議室から出ていった。紫音はレインに入った当日家にはしばらく友達の家に泊まると、連絡をいれたのでここ数日はレインに泊まりぱっなしだ。紫音はその時ほど親の適当さに感謝したことはないだろう。
紫音はレインに泊まったここ数日でレインのことをだいたいのことを、一心教えてもらった。
レインは、情報科、処理科、実行科の3つの科に別れていること実行科の人は全員生まれつき特殊な能力うを、持っている人がいるということ。レインは一人ひとりに専用のパスが渡されているため。部外者は入れないということだ。
紫音は長い廊下を歩きながらあるひとつの部屋で止まった。そしてここに初めて来たときの、葵と港に初めてあったときの事を思い出した。
紫音は、苦笑いをしながら再び廊下を歩きだした。
2日後




