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プロット?なんですかそれ?食べられるのならどのような味がするのか教えてくれてもいいですよ?
文章力?置いてきました。
記憶にある最後の瞬間はベッドの上だった。
久しぶりのオフの日。いつもなら仕事道具の整備やら依頼の請負などで目もまわるような忙しさが僕を襲うのだが、ここ最近は違っていた。久しぶりのオフ。久しぶりの休日。その甘美な響きに何も考えることなくベットに飛び込んだ僕を責めるものが絶対にいないだろう。
久しぶりにのんびりとできるそう思ってベットに飛び込んだ。そのまま、ぐーすか眠りこけてしまったのもつかの間。ふと目が覚めてみると隣に彼女がいた。幼馴染というよりは家族同然の存在。そういえば、部屋は一つしかとってなかったなぁとか、ベット一つしかなかったなぁとか寝ぼけた頭でいろいろ考えてたけど、ふと、反対側に目を向けてみるともう一人の彼女がいた。彼女は顔を僕の体に擦り付けてくる。なんか、こうしてみると本当の家族みたいだなと思うけど、違うんだよなぁ。家族同然の存在であり、また、仕事仲間でもある二人の顔を眺める。そうして夜は更けていくはずだった。
ふと目が覚めた。暖かいベッドから身を起こす。半身起こした僕の頬を風が撫でる。……とても気持ちいい。まわりは真っ暗。夜目が聞く方ではないのだけれど、うっすらとだけ僕の記憶にないものが見えた。
そう、気が付いてみると僕たちは原っぱのど真ん中にいた。
「………どこ?」 口が開きっぱなしなのを感じつつそう独りごちる。そよそよとそよぐ風が気持ちいい。
夢の中かと思ってなんとなく横の彼女の顔をつねってみると…。
バシッ!!叩かれた…。痛い。これは夢じゃないのか。
僕がつねったせいか彼女が起きた。
「……なんかほっぺたが痛いんだけど」 茶髪の髪が揺れる。微妙に声が荒い。怒ってる。寝ている最中にあんなことされたんだから当然だけど。……ほんとごめん、夢だと思ってたんだ。
「ねぇ、なんか用?」微妙に不機嫌な声が僕を責める。辺りの様子に気が付いてないところは寝ぼけているんだろう。でも、さすがにこの状態には気が付いた。
「……これどういう事?」
「……分らないね。まったく。何かに化かされたのかな?」適当にそう返す。
「馬鹿言わないでよ。こんなのおとぎ話でしか聞いたことがないわよ。」そういいながら、自分の持ち物を確認し始めている。もうほとんど目覚めたらしい。
「そうだね。こんなことありえない」そう、ありえないことだ。原っぱで寝ているなんて……。僕たちは昨日、ベットの上で寝ていたというのに。
「転送陣?そんなものおとぎ話でしか聞いたこともないわよ」
「僕もないよ。そもそも僕らに使う意味が分からない」彼女は自分の道具を見つけたみたいだ。……寝る時もそれを持つのはやめてほしい。
「……何よ。これが危ないっていうの?」そういいながら手に持った剣をぶらぶらさせる。……鞘に入っているからって、それは危険なんだからどっかに置いといて欲しいんだけどなぁ。
でも、今回はそれがいい方向に働いている。
「なんかよくわからないけど。ノーラも起こしといたほうが良さそうね」そういいながらまだ眠りこけている彼女を起こしにかかる。とはいっても、彼女はいったん眠ってしまうと簡単には起きない。いわゆる眠り姫というやつだ。
辺りは真っ暗だ。灯りもないから何も見えない。こういう時の道具はノーラが持ってる、というか僕の道具もノーラが持ってるから、僕にできることは何もない。
「うにゃ……眠い」ノーラが起きた。腕にきらびやかな装飾の目立つ絵本を抱いている。しわが付くからやめなさいと言っても彼女は聞かない。あれはとても大切なのだ。まぁ、今回はその肌身離さずに持っていてくれて助かったというけど。
「……姉さん。ここどこ?」ノーラもここがどこかわかっていないみたいだ。
「私にもわからないわ。起きたらここって感じ。あとはマリナスに聞いて」説明が全部僕に投げられた。
「アーシア。それはないんじゃない」そう非難するが、これに何の意味もないのはみんなわかっている。
「ここがどこか、まったくわからない。とりあえず、どこかに人がいないか探すしかない」
「仕方ないか……。ノーラ、絵本からマリナスの銃とって。小さいのでいいから。あと幻燈も」
「うん」そう言いながらノーラはずっと抱いていた絵本を開いてページをめくっていく。あるページを開くとそこに手を当てる。ページが淡く光ったかと思うとノーラは絵本をさかさまにした。
ゴロンとそこに落ちたのは片手で持てそうなほどの大きさの銃が出てきた。見た目は良くあるハンドガンだけど既製品と違ってシリンダーがついているのが特徴だ。僕はこれをとても気に入っている。まぁ、半分自作したようなものだから当然だけど。
「じゃあ、行こうか」それを拾いながら僕は言った。ノーラも絵本から幻燈を出したようで手に持ったそれが光っている。アーシアも手に持った剣をいつでも振るえるように油断なく周囲を警戒してる。
この調子なら何とかなるかなと楽観的に思ってしまうのは僕の悪い癖であると常々思う。
「まぁ、何とかなるわよ。何とか」
僕以上に楽観的なアーシア。彼女は何も心配していないようだ。うん、アーシアがこんな感じだと大丈夫な気になる。
僕たちは周囲を警戒しつつこの真っ暗な原っぱを当てもなく歩いていくことにした。
ただ、僕らを襲ったこの現象。これは僕らの想像以上のものであったことはその時の僕らには想像もつかなかったし、僕らの常識ではわからないことだらけだった。
まぁ、あまり気にすることじゃないと思っていたのも本当だけど。
全力で完結できる気がしない。なぜ、投稿したし。
あれです。現実から逃げたいからですね多分。
投稿速度?遅いよ?