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聖凛能力学園  作者: ゆっきー
始まり
9/46

お悩み解決部開設

 決闘が終わった次の日のHR後

 「美咲先生」

 「ん?何かな?雪君。」

 「俺たち部活を作ろうと思ってるんですが顧問になってくれませんか?」

 「顧問?全然いいけどあんまり顔は出せないかもよ?」

 「それでも大丈夫です。」

 「一様聞くけどどんな部活なの?」

 「異変解決部が解決しない小さな異変やみんなの悩みを解決する部活です。部員の数はもう足りています。」

 「うん。わかったよ。じゃあ申請は私の方から出すけど部活名と部員と部長を教えてくれない?」

 「部活名はお悩み解決部です。俺が部長です。部員は古明地さとり、魂魄妖夢、博麗霊夢、霧雨魔理沙、江渡島靈華、レミリア・スカーレットです。」

お悩み解決部は俺が決めたわけではなく魔理沙が出した意見だった。ほかにもいろんな意見が出たが魔理沙の意見が一番いいとのことでこの名前になった。

 「そうなんだ。でもこういう部活だと部長は資料とかであんまり前線には出れないよ?異変解決部の部長もそうだからね。」

 「それはわかっています。」

 「わかってるんだったらいいよ。じゃあまたね。」

 「はい、ありがとうございました。」

そういって美咲先生は立ち去って行った。そして1時限目が始まった。

 それから授業が終わり、帰りのHRも終わった。終わった後美咲先生から俺たちの部活の部員を呼んできてほしいと言われ集めてきた。

 「君たちの部活が正式に認められました。部活名はお悩み解決部、顧問は乱堂美咲、部長は柳雪となりました。そして皆さんの部室は旧棟の二階の空き教室です。部活は認められましたが能力の使用は異変解決部とは違いまだ許可されていないため使う場合は教員に許可を取ってください。部長は活動記録を月一で私に報告してください。異変解決部のように能力の使用許可が欲しい場合は実績を重ねることです。頑張ってください。では私はもう帰るね。みんなは部室に行ったり帰宅したりしていいよ。」

美咲先生はそう言い残し帰って行った。

 「どうする?部室に行ってみる?」

 「ああ、そうだな。」

そして俺たちは部室に向かった。

 「意外ときれいですね。」

 「そうね。で、活動は主にどうやったらいいの?」

 「まず、活動は放課後が主だ。学園の敷地内の見回りなどだな。お悩み解決もするからある程度の知名度が必要だからな。デカい異変から小さな異変も解決していくぞ。そして次の日の朝に俺に昨日活動した奴は報告をしてくれ。」

 「了解よ。」

 「それじゃ今回は解散だ。」

 「はい。」

そして今日は全員帰って行った。俺は一様見回りを始めた。すると校舎裏から声が聞こえてきた。

……

 「やめてください…」

 「はは、この学園は異変解決部がいるから大々的には暴れられねぇからな。そのストレスをお前を使って発散させてもらうぜ。」

私は男3名に囲まれていた。しかも相手は全員Bランク、それに対して私はEランク。戦いにすらならない。だから私は助けが来ることを祈ることしかできなかった。そして目の前の男が私の服を破こうとした瞬間。

 「おい、なにやってるんだ?てめぇら。」

 「あ?」

その声の方向を男たちは見た。私もその方向を見ると男性が1人立っていた。

 「見てわかるだろ?この女でストレス発散させようとしてたんだよ。」

 「そうかい…なぁ、そこのお前。」

男性は急に私に話しかけてきた。

 「は、はい。」

 「今お前は困っているか?これが同意の上なら俺は手を出さないが。」

 「いえ!困っています。」

私は男性にそう答える。

 「そうか。ってことでお悩み解決部としてはお前らを倒さないといけないんだ。すまんが気絶しててくれ。」

 「あ?三対一で勝てると思ってるのか!お前らやっちまうぞ!」

 「ああ!」

男三人は能力を発動させる。男性は能力を使う気配がない。

 「あなたも能力使わないと死にますよ!」

私は咄嗟にそう叫んだ。その叫びに対して男性は余裕そうな顔で返す。

 そこからは一歩的だった。男三人は能力を使っているのは確かだ。なのに男性に一撃も当てられていなかった。そして男性は男たちに強烈な蹴りを食らわす。それを食らった男たちは全員気絶していった。そして男性は私に近づいてきた。

 「おいお前。」

 「は、はい。」

 「こいつら職員室に連れていくの手伝ってくれないか?あと事情説明も。」

 「わ、分かりました。あ、あのあなたは何者なんですか?」

 「お悩み解決部部長の柳雪だよ。」

私はその名前を聞いたことがあった。今噂の異変解決部の部員の三人を一人で全滅させたSランクの人物。それなら男たちが手も足も出なくて当然だ。今年の一年生のSクラスのメンバーはかなり強くその中でも柳雪とレミリア・スカーレットは次元が違うと言われているからだ。私はこの後どうなるのだろうか。そんなことを考えながら雪さんと一緒に男たちを職員室に連れて行った。職員室ではいろいろ聞かれた。

 「うん。今回のことはわかりました。この三人は3か月間の謹慎とBクラスからCクラスに降格とさせてもらいます。」

そう言われた。その後私たちは職員室を後にした。そして私は雪さんに紙とペンを渡された。

 「その紙に君の名前を書いてくれない?活動報告書を書くときに名前があった方がいいからさ。」

 「わかりました。」

私はその紙に橋口恋歌(はしぐちれんか)1-Eと書いた。

 「ご丁寧にランクも書いてくれてありがとう。」

 「あ、あの雪さんはEランクだからって見下さないんですね。」

 「ん?そりゃそうだろ。相手を甘く見積もっていたらいつ足元をすくわれてもおかしくない。それに能力がどんなゴミでも磨けば宝石になると思っている。だからEだからって見下さない。」

 「そうなんですね。」

雪さんのような人ばかりならいいのに。と私は思いながら雪さんと別れ、寮に帰って行った。

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