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聖凛能力学園  作者: ゆっきー
始まり
3/46

二日目

 教室に着くとすでに十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレットがいた。

 「あら、4番目はあなただったのね。てっきり古明地こいしらへんが来ると思っていたのだけれど。」

 「俺だったら悪いのか?」

 「レミリアお嬢様になんて言葉遣いをするんですか!」

 「いいわよ。それで。私は気にしないわ。」

 「そりゃよかった。敬語とかは苦手でな。」

俺は敬語が苦手だ。たとえ一国の王の前でもきっと敬語は使わないだろう。

 「それよりあなたの能力を見せてくれないかしら?」

 「あ?急になんだよ。」

 「気になったのよ。あなたの重力を操る能力が。」

 「はあ…俺の能力はその物質にかかっている重力を制御できる。まあそれ以外もいろいろできるがな。」

 「じゃあ最大どれだけあげられるのかしら?」

 「敵になる可能性のある奴に教えるとでも?」

 「それもそうね。」

 「逆に俺が問うがお前の運命を操る能力ってどんな能力なんだ?」

 「そのままの意味よ。運命を自分の思い通りにできる能力よ。でも大きな運命は変えられないし、過去も変えられない。私の能力より先に発動した能力には能力が効かないとかいろいろ弱点はあるけどね。」

 「ふーん。それでもかなりチートだな。」

 「私は弱点までいったのよ?あなたの能力の弱点を教えてくれてもいいんじゃないかしら?」

 「俺の能力に弱点という弱点はないな。俺の重力に耐えられる奴とか、能力で身体強化してるやつとかには効きにくいかもしれないが。」

 「あなたの能力もチートね。」

 「だからSクラスなんだろ?」

 「それもそうね。と、誰か来たみたいね。」

レミリアがそう言うと確かに足音がこの教室に向かってきていた。

 「おはよう!みんな!」

 「おはよう」

来たのは古明地こいしと神崎災羅だった。

 「おはよう。二人はいつの間に仲良くなったのかしら?」

 「俺の隣の部屋がこいしの部屋だったんだよ。で、今日部屋を出たときにたまたま同時に出たから一緒に行くことになっただけだ。というか輝夜はまだなんだな。」

 「そういえばそうだね。」

みんながそんなことを話していると…

 「何?私の話でもしてたの?」

輝夜が入ってきた。

 「いや、まだ来てなかったから遅刻なのかと思ってな。」

 「まだ7:30よ?HRが始まるのは7:50からでしょ?何も問題ないじゃない。逆にあなたたちが早く来すぎなのよ。」

そんな話を輝夜と災羅が話しているとまた足音がし始めた。

 「あら?みんな早いね!みんな揃ってるなら早めにHR始めちゃう?」

 「それでいいと思いまーす。」

フランドールがそういうと全員が席に着いた。

 「じゃあ始めるね。まず今日は軽く学園の案内をして、決闘場で誰か軽く決闘してもらおうと思ってまーす。でその後は教室に戻って教科書を配って帰りのHRをして解散かな。」

 「すいませーん。決闘って同じクラス同士でもできるんですか?」

 「ええ、できますよ。まあランクの変動はないですがね!」

 「じゃあ、今日の決闘は誰がやるんですか?」

 「うーん。誰か決闘したい人とかいないかな?」

全員が渋る。そりゃそうだ。ここで決闘をしてしまえば能力の強さや戦い方などがバレてしまう。もし戦うことになった場合不利になってしまう。みんながそう考えているとレミリアが手を挙げた。

 「ん、レミリアさんはやりたいのかな?」

 「ええ、で、相手として柳雪、あなたを指名するわ。」

レミリアはなぜか俺を指名した。別に俺の能力は知っているはずなのに何故わざわざ俺を選んだのだろうか…

 「雪君はそれでいいかい?」

 「構いませんよ。」

 「じゃあ決定ね!それじゃ8:10から学園の案内始めるからそれまでは自由にしてていいよ。」

 「はーい」

全員が解散していった。俺は教室を出てAクラスの教室に向かった。AクラスもすでにHRは終わったらしい。そこで俺はある人物の名前を呼ぶ。

 「おーい、靈華!江渡島靈華!」

俺がそう呼ぶと

 「はいはい。聞こえてるよ!」

と返事が返ってきて一人の女性が近づいてくる。

 「で、なんか用?」

こいつは江渡島靈華(えどしまれいか)。俺の知り合い的な奴だ。

 「いやお前もこの学園に来るてきなことを言ってたからな。本当に来てるのか確かめに来ただけだ。」

 「ふーん。てかなんで私がAクラスってわかったの?」

 「お前の能力的にAかSだろうなと思ってたしな。でSクラスにはいなかったからAしかないだろ。」

 「そうなんだ。てかあんたはSクラスなんだ。まあ妥当っちゃ妥当だけどね。」

 「そうか?俺はただの重力を操るだけの能力だぜ?」

 「はあ…その"嘘"、まだ続けてるの?あんたの能力は重力を操る能力じゃないのに。」

 「何言ってんだよ。俺は重力を操る能力だぜ?」

 「"あんなこと"重力操作だけじゃできないわよ。」

 「はは、まだ"あのこと"覚えてるのか。あれは俺じゃないって言ってるだろ?」

 「はあ、分かったわよ。そういうことにしといたげるわ。てかもう帰ったら?」

 「そうだな…最後に。お前はSランクを目指してるのか?」

 「当り前じゃない。」

 「そうか。ほんじゃまたな。」

そして俺は教室に戻った。そして数分が経ち学園を案内されていた。学園はかなり広くいろいろな設備が備わっていた。そして最後に決闘場に案内された。

 「じゃあレミリアさんと雪君は決闘場に入ってね!他のみんなは観戦できる場所に行きましょうか。」

 「はーい」

そして俺とレミリアは闘技場に入っていった

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