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聖凛能力学園  作者: ゆっきー
始まり
29/47

後日談

あの異変が終わってから数年が経っていた。国の半数は異変により死亡したが、黒幕であった灯楼信夜が死んだことが他の国にも伝わりこの国に攻めてくる国はいなくなった。学園は異変解決後に復旧開始。能力者は国の復旧のために能力を使った。異変により国王も再覚醒者により殺されたため次の王は誰にするかとなり、最初は美咲先生と思っていたが、美咲先生は辞退。私がこの国の王女になることになった。王女の仕事はかなり大変だがフランや咲夜と一緒に楽しく過ごしている。妖夢は軍のトップになった。妖夢は納得していなかったが適任者が妖夢しかいなかったため妖夢はいやいやなっていた。靈華は国の復旧の手伝いをしながらゆったりと過ごしているらしい。小町は映姫という人のところで働いているらしい。少し調べたが映姫という人はかなり有名な裁判官だったらしい。海菜、潜葉、嵩雷の三人は復旧を手伝いながら軍で仕事をしているらしい。輝夜と妹紅は、ずっと戦っているらしい。たまに復旧の手伝いをしているとフランからこの前聞いた。まだまだ大変だけど、こんな時間を生きていられるのもきっと彼がいたからだろう。

 私は彼の墓に来ていた。

 「あら、あなたたちも来ていたのね。」

そこには妖夢と靈華、輝夜、妹紅が来ていた。

 「毎日は来れませんが、さすがに雪さんの命日ぐらいは来ますよ。」

 「そうね。私も今日ぐらいは来るわよ。」

 「私もそんな感じね。」

 「私は一応相談に乗ってもらった恩があるからな。」

 「雪がこんなにたくさんの人から好かれてるなんてね。」

 「あら?私より先にみんな来てたんだ。」

私たちが声の方を振り返ると美咲先生がいた。

 「いやぁ、あの時は私の身代わりになって死んじゃったから罪悪感があってね。来れる時はなるべくきて綺麗にしてるのよ。」

 「そんなことしてたんですね。」

 「雪さんのことだから気にしてなさそうですけどね。」

 「そうでしょうね。雪のことだからあの世でも楽しくしてるんじゃないかしら。」

 「そうかな?そう思うと気が楽になるけどね。」

そうしてみんなで墓をまわり、私の家で食事をして解散した。こんな日々が永遠に続くとは思ってない。けど、長く続いてほしいと、そう思う。

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