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聖凛能力学園  作者: ゆっきー
始まり
22/47

進攻

俺は全速力で爆発の起きた場所に向かっていた。爆発はほぼ同時に複数個所で起きていた。これは確実に敵組織の上の人物が関わっているはずだ。だが何が目的だ?そんなことを考えていたら俺は一つ目の爆発が起きた場所についていた。その場には、一人の男が立っていた。

 「お、やっと来たか。暇だったよ。」

 「お前、意識があるのか。」

 「ああ、普通は意識がなくなるんだっけか?俺は能力が能力だったから意識が残ってるし、身体だって動かせる。」

 「ふーん、そうかい。じゃあ何故意識があるのに暴れる?」

 「逆に聞くが力があるのに暴れない理由を知りたいね。」

 「はあ、自分より強い人間がいるかもとは考えないのか?」

 「考えるわけないだろ?それに俺の能力に勝てる能力なんて考えられねぇからな。」

 「そうか。じゃあ死んでくれ。」

俺はその男に近づき蹴りを食らわす。男は当たる寸前で後ろに跳びダメージを減らした。

 「はは、凄いね!もろに食らっていたら軽く骨が数本折れただろうね。じゃあ次は俺の番だ。」

男はそう言うと一瞬で詰めてきた。能力を使った形跡はない。つまりはただの身体能力でこのレベル。再覚醒者は全員身体能力が高くなっていたがここまでではなかった。身体能力だけなら春や夏と張り合えるレベルだ。そして男は拳で攻撃してくる。かなりのスピードだ。食らったらきついだろう。なので俺は片手で捌きつつ避けていた。そして男の攻撃が止まった一瞬に回し蹴りで男を吹き飛ばす。男はギリギリのところで手を入れていたがそれでもダメージは相当のはずだ。そう思っていたが男は平然と立ち上がってきた。

 「はは、さっきのは少し焦ったな。」

 「能力か。」

 「よく気付いたな。さすがに能力を使わせてもらったよ。まあ俺の能力がある限りお前の攻撃は俺には効かない。」

 「そうかい。」

こいつの能力はなんだ?攻撃の無効化?夏の能力の上位互換か?俺はいろんな思考を飛ばす。そんなことを考えている間にも相手は攻撃をしてくる。まだこれだけの情報じゃわからないか。俺はそう思い能力を使う。

 「は?」

俺が能力を使った瞬間男は吹っ飛ぶ。男はすぐに立ち上がる。

 「何をしやがった?」

 「ただ俺も能力を使いだしただけだ。だがこれならお前の能力も反応しないらしいな。」

男はダメージを食らっていた。突然吹き飛んだせいで口の中でも切ったのだろうか口からは血を出していた。立っているがふらついている。

 「は!突然のことで能力を使えなかっただけだ。次はない。」

 「ふーん。そうなるといいな。」

男の能力は意識している攻撃しか無効化できない。今は俺の能力を警戒しまくっている。そう簡単には攻撃を食らってくれないだろう。だがそれは俺の能力が相手でなければの話だ相手の意識外からの攻撃をすればいいと分かれば能力を使えば簡単だし、その気になれば能力なしでも戦える。男はかなり警戒しているのかさっきのように攻撃してくることはなくなった。なので俺から仕掛けることにした。俺は地を蹴り男に近づき蹴りを放つ。男はそれを避ける。そして男は俺に拳で攻撃をしてくる。蹴りを放ったばかりの俺はそれを食らうが能力により相手に跳ね返る。だが男は吹っ飛ぶだけでダメージはなかった。

 「はは、お前の能力がだんだんとわかって来たぞ。跳ね返す能力だろ?それなら俺が攻撃したタイミングで俺が吹き飛ぶ理由もわかる。」

 「さあな。敵に答え合わせをするほどやさしくはない。それに俺もお前の能力に目星がついたしな。」

男は出来る限り攻撃を避けている。攻撃の無効化ならそんなことはしない方がいいだろう。それに無効化なら吹っ飛ぶ理由がわからないし、それでダメージを食らっていないのもわからない。だからこいつは無効化ではない。それにこいつは初めに再覚醒の薬に意識を消されなかった理由を能力と答えた。どうやって?俺が導いた答えは…

 「お前の能力は変化しない程度の能力だろ?それも意識したもの限定で。」

 「どうだろうな?俺も答え合わせはしない主義だからな。」

 「そうか。まあ戦えばわかるだろう。」

 「そうだな。」

そう言って男は一瞬で近づいてくる。俺はそれに合わせて蹴りを食らわす。だが男はスライディングで避ける。俺は能力で男から俺を跳ね返し距離を取る。だが男はそれを見越していたのか減速せずに突っ込んでくる。だがその間に俺は体勢を戻している。そして俺は男が蹴りの射程距離に入る前に蹴りを放つ。その瞬間に俺は能力を使い男を引き寄せる。男は強制的に俺の蹴りの射程距離に入る。男はそれに驚く。男は防ごうとするがもう遅い。男はもろに蹴りを食らいその場に倒れる。

 「まさか…まだ隠していた…手札があるとはな…」

 「それに気づけなかったお前の負けだ。」

 「そうだな。お前のような強者に負けて俺は満足だ。」

 「そうか。じゃあな。」

そう言って俺は男を殺した。そして俺はすぐさま別の爆発の起きた場所に向かった。

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