謎の女性
俺と男との戦いが始まっていた。男の能力は多分爆発を起こす能力。ほかの可能性もあるが、だいたいはそんな感じの能力だろう。そう思った俺は全力で相手との距離を詰める。
「詰められたら爆発は起こせないだろ?」
「だからどうした!能力が使えなくても勝てるんだよ!」
男は俺に蹴りを放ってくる。俺はそれをギリギリで避け、それによりできた隙を突き相手に打撃を打ち込む。完璧なタイミングだった。だが俺の拳は相手に当たることはなかった。男は瞬時に身体の力を抜き下に伏せたのだ。そのため俺の拳は男に当たらなかった。男はバク転をしながら立ち上がる。ここで俺は違和感を抱いた。それは初日倒した時から身体能力が異常に上がっているのだ。それこそ能力なしの俺相手でも数十分戦い続けられる程度には上がっていた。初日のあいつなら数秒持たない程度だったのにだ。
「お前…この一か月に何があった。明らかに身体能力の上がり方が異常だ。」
「はは、俺は生まれ変わったんだよ!あの組織に入ったおかげでな。」
「組織?それはどこにある。」
「言うと思うか?知りたかったら俺を倒すことだな!ま、無理だろうがな!」
男がそう言うと目の前が爆破する。下の砂が爆風で浮き上がる。
「邪魔だな。」
俺は能力を使い浮き上がった砂を一瞬で地面に落とす。だが砂がなくなった時には目の前の男はいなくなっていた。どこに行った?俺がそう思ったときには男はすでに俺の足元にいた。男は俺の足に足をかける。俺は体勢を崩す。体制を崩した俺に男はさらに打撃を加えてくる。
「雪!」
レミリアたちがそう叫ぶ。その時には俺は数メートル飛ばされていた。
「はは、最強が聞いてあきれる。俺はこんな雑魚に一回負けたのか…」
「何勝った気になってんだ?」
「あ?お前は俺に一撃も入れられていない。逆に俺は2発は攻撃を入れている。この差が分からないのか?このまま戦ったら勝つのは俺だ。」
「はあ、そうかい。それじゃ一回その考えを正そうか。」
俺はその瞬間男に能力を使う。この学園に入ってからここまでの出力を出したのはレミリアとの決闘以来だった。そして俺が能力を発動すると男はその場にひれ伏す。そしてゴキていた。男の能力は多分爆発を起こす能力。ほかの可能性もあるが、だいたいはそんな感じの能力だろう。そう思った俺は全力で相手との距離を詰める。
「詰められたら爆発は起こせないだろ?」
「だからどうした!能力が使えなくても勝てるんだよ!」
男は俺に蹴りを放ってくる。俺はそれをギリギリで避け、それによりできた隙を突き相手に打撃を打ち込む。完璧なタイミングだった。だが俺の拳は相手に当たることはなかった。男は瞬時に身体の力を抜き下に伏せたのだ。そのため俺の拳は男に当たらなかった。男はバク転をしながら立ち上がる。ここで俺は違和感を抱いた。それは初日倒した時から身体能力が異常に上がっているのだ。それこそ能力なしの俺相手でも数十分戦い続けられる程度には上がっていた。初日のあいつなら数秒持たない程度だったのにだ。
「お前…この一か月に何があった。明らかに身体能力の上がり方が異常だ。」
「はは、俺は生まれ変わったんだよ!あの組織に入ったおかげでな。」
「組織?それはどこにある。」
「言うと思うか?知りたかったら俺を倒すことだな!ま、無理だろうがな!」
男がそう言うと目の前が爆破する。下の砂が爆風で浮き上がる。
「邪魔だな。」
俺は能力を使い浮き上がった砂を一瞬で地面に落とす。だが砂がなくなった時には目の前の男はいなくなっていた。どこに行った?俺がそう思ったときには男はすでに俺の足元にいた。男は俺の足に足をかける。俺は体勢を崩す。体制を崩した俺に男はさらに打撃を加えてくる。
「雪!」
レミリアたちがそう叫ぶ。その時には俺は数メートル飛ばされていた。
「はは、最強が聞いてあきれる。俺はこんな雑魚に一回負けたのか…」
「何勝った気になってんだ?」
「あ?お前は俺に一撃も入れられていない。逆に俺は2発は攻撃を入れている。この差が分からないのか?このまま戦ったら勝つのは俺だ。」
「はあ、そうかい。それじゃ一回その考えを正そうか。」
俺はその瞬間男に能力を使う。この学園に入ってからここまでの出力を出したのはレミリアとの決闘以来だった。そして俺が能力を発動すると男はその場にひれ伏す。そして相手の足から骨が折れる音が聞こえた。
「ぐああああああああ。」
男は痛みのせいで叫びだした。
「うるせぇぞ?その程度で叫んでるやつが俺に勝てるとでも?」
「クソ野郎が…」
男は懲りずに能力を使い俺を攻撃する。俺はその攻撃を避ける。そして男に踵落としを放つ。放つ瞬間能力を使用して威力を上げる。そして男の背骨が折れる音がした。ついでに内蔵にもダメージが来たのか男は吐血する。
「なあ、もういいだろう?堪忍して俺らに捕らえられてくれ。これ以上したらお前の身体が持たないだろ?」
「クソ…が…」
男はそう言うと気絶した。
「ふう、やっと気絶したか。」
俺がそう言うとみんなが俺に近づいてきた。
「雪さん!大丈夫ですか!」
「大丈夫だ。それよりこいつを医務室に運ぶぞ。」
「そうね。」
俺たちがそんなことを話していると、足音が聞こえてきた。俺たちはいっせいにその足音の方向を見る。そこには一人の女性が立っていた。俺はその女性を見た瞬間に悪寒が走った。俺は即座にその女性に向かって能力を使う。だがその女性は何もないかのようにその場に立っていた。
「急に怖いなぁ。やめてよ。私はただここの再覚醒者たちの始末をしに来ただけだから。」
「再覚醒者?誰のことだ。」
「そこに倒れている彼のような奴のことだよ。」
その女性は俺がさっき倒した男を指差しそう言う。
「始末とはどういうことだ?」
「始末ってのはねこういうことだよ。」
女性がそう言うと俺が倒した男の身体が爆発して肉片になる。その光景を見た俺たちは俺とレミリア以外は吐いてしまう。
「あれ?君たち2人は吐かないんだ。」
「当り前じゃない。私の家族や身近な人物でもない人間が死んでも何も感じないわ。でもあなたは気持ち悪いとは思ったわ。」
「俺もだな。こいつの自業自得ってとこもあるからこうなっても何も思わない。だがお悩み解決部としてお前は捕えなければならない。」
「はあ、めんどくさいなぁ。私の仕事に君たちの始末は入ってないんだよ。入っているのは再覚醒者の始末だけ。だから君たちはどけてくれないかな?」
「どけるわけないだろ?」
俺がそう言うと同時に俺とレミリアは一瞬で女性の近くにいく。そして攻撃を放つ。だが女性は軽々俺とレミリアの攻撃を避ける。だがこれは想定内。俺たちは追撃を放つ。その瞬間、何かが飛んできた。俺は咄嗟にそれを掴む。レミリアはそれを避けた。そして掴んだ俺の腕は吹き飛ぶ。
「ぐっ」
俺はすぐに制服の一部を破りそれで腕の強く縛り出血を抑える。
「はは、凄い判断の速さだね。まあそれじゃ私を追うことは出来ないよね?それじゃあね。」
「待ちなさい!あなたは何者なの!?」
「私は、春よ。まあコードネームだけどね。」
「そんなこと言ってよかったのかしら?」
「いいのよ。どうせあなたたちとはまた会いそうだし、その時にあいつだとか呼ばれても嫌だからね。じゃあ今度こそじゃあね。」
春はそう言うと消え去った。そして俺は疲れもあったのと出血していたのもあって、俺は気絶した。




