寮への道
え〜今回は都合上、こちらの作品を投稿させてもらいました!
いつもより少なくなっているかと思いますが、ご了承願います!
では、今宵も我が小説の世界へとお連れしましょう
路地裏を抜け、所々灯りが付いている道を女の子をおぶりながら歩いた
先程のように喧嘩を売ってくる男達は居なかったが、酔っている人々は何人もいた
さっきの奴らも酔ってたのか?
ま、それでも許さないがな
……それにしてもこの子、どうしようか
まぁ、なんとかなるよな
う〜ん……夜が明けるまでに魔法学校に行けるのか?
俺がそう思っていると後ろの子が目を覚ましたらしく、モゾモゾと動き出した
「起きたか?大丈夫か?」
「あれここは……って、なんでおぶってもらってるの僕!?」
気絶したこと忘れたのか?
「あの場所で気絶してたから置いてくのも可哀想だし、おぶってきたんだ」
その子はようやく思い出し、ハッと声を上げた
「そ、そうだった!」
俺はゆっくりとその子を降ろした
「大丈夫か?」
「うん、ありがとうね助けてくれて、僕はロレス・アンベルク」
男みたいな名前だな
「俺はジセイト・アルベル、よろしくな」
「あのさ、ジセイト君は大罪の魔法持ってるんだよね?」
「アルで良いよ、俺の魔法は傲慢だ」
するとロレスは途端に笑顔になり、ものすごく近くまで顔を近づけた
くっ……ち、近い!
「そうなんだ!僕は色欲なんだよ」
「そ、そうか……なぁ、ロレスって寮の場所とか知ってたりするか?」
「うん、知ってるよ、こっちだよアル君!」
そう言ってロレスは俺の手を取り、歩き出した
これで街中で野宿はしなくて良くなったな
……けど、現世で彼女のいなかった俺が女の子と手を握っていると思うと、色々と緊張するんだが?
俺はロレスに手を握られながら、寮への道を歩いていった
《移動中……》
「ここが僕達の寮だよ」
さっきいた場所からそれほど離れていないところに寮はあったらしい
石造りの貴族の家より二回り小さな建物が目の前にあった
まぁ、周りが暗いのでそれしか今は分からなかった
明日の朝にでも全体を見てよう
というか、こんな時間でも入れるのか?
するとロレスはズンズンと寮の入り口へと歩いていき、ドアを開けた
俺はロレスに続いて、入り口へと入った
では、次回もよろしくお願いします!!
二、三週間後には投稿するかと思います!!