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現世の最後

投稿してみました!!

「ただいま〜って、誰もいないけどな」

俺はバイトを終え、誰もいない部屋に帰ってきた


俺の名前は夜咲迅(よるさきじん)、森象大学一年だ

6日前にこのアパートに引っ越してきた、まぁ初めての一人暮らしになるか


荷物は大体片付いていて、あとは押入れの前に置いてある、二箱の段ボールだけとなっていた


ん〜今終わらせるか!けど、あの箱の中何が入ってるんだったっけな?


俺は鞄を隅に置き、段ボールの場所まで移動し、その一つを開けることにした


中を開けるとそこには、数年前から最近にかけてのラノベや、フィギュアが何体か入っていた


これ全部を押入れに入れるのは勿体無いな、今は本棚も無いから少しだけ出しておきたいが、どれを残すか……こ、これは後回しにするか


俺は今開けた箱をずらして、開けてない方を持ってきて、開けた


二箱目の中身は……

俺は顔を上げ、数秒目を閉じた


そして再び箱の中身を見た


……全く誰だよ!この箱に入れたのは!!!

いや、俺だわ

俺は心の中でそう叫んだ


その箱の中に入っていたのは、黒く塗ったノートや剣の飾り、闇という文字のキーホルダーなど、まぁ要するに、俺の中二病時代の持ち物だった


いや、別に恥ずかしくはないが……ただ置き場に困るというかなんというか


……けど、懐かしいな

あの頃はこういうのがあれば、即購入してたっけな

お陰で小遣いだけじゃ、毎月足りなくなっていたが……


まぁ、今も中二病気質は健在だから、たまに買うし、出世か転生かで言われたら間違いなく転生って言うと思う

いや、間違いなく言うな


……なんか食べるか

結局俺は片付けを後にして、隣の部屋に向かおうと立ち上がった


「全く、ちゃんと片付けぐらいしなきゃ〜」


「そうは言ってもな……ん?」

すると急に声が聞こえて、辺りを見回した


前にはいない、横にもいない、上には子供、下にもいない……???え?


俺はもう一度上を向いた


「ちは〜」


上には腕を後ろに組みながら、俺を、つまり下を向いている男の子の姿があった


その子は一瞬見ただけでは女の子と間違えそうな顔立ちに首にはネックレスを掛け、ドクロマークが入った一回りサイズの大きい服を着ていた


う〜んこれがギャップ萌えか?

「えっと〜どちら様だこのガキ」


「初対面なのにその口調!?」


いやだって、普通に不法侵入だし……いや、宙に浮いてるしもしかしたら幽霊かもしれないな……だったら不法侵入では無いのか?


「いや、そんな珍物を見つけたみたいに見ないで……」


「いや、十分珍物だろ」

宙に浮いてるし……


「ゔっ!!ま、まぁそうかもだけど……僕はこの世界の神、世界神だからね!!」


急に自己紹介始めた!?しかも世界神ときたか……

「で、世界神様が何用でこちらに?」


「なんか、落ち着いてるね……僕的にはなんかショックなんだけど……世界神だよ?」


「いや、なんとなく現実味がないのと、ラノベとかでよくありそうだなと」


「う〜ん……まぁいいや、でね、僕が君の所にきた理由はね」


あ、これはあれだ

「異世界転生しろとか言うんですか?」


「なんで先に言っちゃうかな!?」


「いや、なんかすいません」

先に言っただけなのに、何故怒られるんだ?


「でね!なんで君が異世界転生するのかっていうとね……くじ引きで決定したんだよ〜いや〜強運だね!」


ん?くじ引き?

「いや、話の内容が全く分からないんですが……」


すると、世界神はどこからかボードを持ってきた

「詳しくはこちらをご覧くださ〜い↓↓↓」


何故あなたが転生する事になったのかですが……ん〜なんと言いますか〜簡単に言いますと、あなた自身の力の波動が原因となっているんですよね〜。人間誰しも大小なれど力の波動を持っているんですよ、まぁ大小と言いましてもほとんど誤差の範囲なのですがね。しかし近年、この世界にはそういった力の波動が強い方々が生まれるようになったんですよ、いや〜困りましたね〜。そこで世界神の中で話し合った結果、そういった方々を転生という形をとり、他の世界に移動して頂くということになりました。もちろん強制ではないのでこの世界に残って頂くことも出来ますが……力の波動の強い方々が増えすぎてしまうと、この世界になんらかの影響を及ぼしかねないので、出来れば転生の形をとって頂くのがこちらとしても幸いですかね、ですが転生して頂いた方々もお好きな世界に特典付きで転生して頂きますので不自由はかけないかと思いますのでご安心くださ〜い。


これ書いた人誰だ?言葉遣いが軽いような丁寧なような……


「ていうことでさ〜君はどうする?」


「もちろん、お願いします!!!」


「そ、即答だね……じゃあ、次はどこの世界に転生するかだけど、この中から選んで〜」


そう言って世界神は表を見せてきた


え〜っと、銃の世界、妖精の世界、氷の世界、炎の世界……魔法の世界……

「これだ!!この魔法の世界でお願いします!!!」


「だと思ってたよ〜次は能力だね」


能力?あ、特典の事か


「まぁ、どれが当たるかは運だよね、はい、どれが良い?」


世界神は手に10枚のカードを持っていた


この中から選ぶのか、悩むな……

ここは一番右で行くか?いや、左か?

……もうこれだ!!!


俺は勢いよく、右から二番目のカードを取った


「その裏に魔法名が書いてあるから、見ていいよ」


俺は持っているカードを裏返した


【傲慢】


「何が出たの?……あ、傲慢か〜」


何その微妙な反応は…….心配になってきたんですが

「何か悪い魔法とかですか?」


「いや、悪いわけではないんだよね……ただ、色々と厄介なだけだから」


厄介?


「まぁ、まずは君が行く世界について、説明しようかな」




「……とまぁ、こんな感じかな」

説明し終えた世界神は、俺がさっき出したお茶を飲んだ


あの後俺は一時間程、次の世界についてや魔法について説明された

疲れた


「大体分かってもらえた?」


「あ、はい、まだなんとなくですが……」

一気に全部は覚えられないな


「まぁ、最初はそれで良いよ、向こうに行ったら自然に分かることだし、それとこっちの科学技術はあんまり使わないようにしてね……さて、後は転生するだけだけど、どうする?」


う〜ん……やり残した事も無いしな

あ、そういえば

「俺が転生した後って、他の人の記憶とかはどうなるんですか?」


「それなら、君が決めていいよ、残すも良し消すも良し」


正直他の人には迷惑かけたくないしな

「消してもらっても良いですか?」


「オッケ〜転生後にやっとくね〜」


「あ!あと、俺の記憶はどうなるんですか?」


「それも君が決めて良いよ。まぁ、残すとしてもそれを思い出すのも5歳くらいからだからあんまり心配しなくても良いんだけどね〜」


なるほどな、ならそのままでも良いか

「じゃあ、記憶はこのままでお願いします」


「分かったよ、もうやる事は無い?」


う〜ん……無いな

「はい、大丈夫です」


「じゃあ向こうの世界でもしっかり生きてね!」


「はい!」

俺が元気よく返事をすると、世界神の着ていた服のドクロが口を開け、俺をもろとも飲み込んでいった


いや!?転生の仕方、おかしくないですか!?

というわけで、俺はドクロマークに食べられてこの世界の人生を終えたのだった

読んで下さった皆様、大変ありがとうございました!!!


この小説は自分の趣味や好みを色々と詰め込んでいます!!!

ぜひ次回も読んで下さると嬉しいです!!


二、三週間に一話のペースで投稿していければと思っております!!!

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