何かを見ている少女
詩・短編を書いてみました
素人が書いたので
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました
暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)
「その先に何が見える?」
オモチャのライフル銃を使って
空を覗き込んでるときに
私が私に問いかける言葉
その言葉に私はいつも
「分からない」
と言うことにしてる
だって
これで覗いたところで
塗りつぶしたくなるような青と
撃ち抜きたくなるような雲が
見えるだけで
それ以外の何かが見えるわけではないもの
でも、それ以外が絶対に見えないと
思ったことはないわ
でなければ覗かないもの
え?
何も映らない事実を分かってしまうことが
怖くならないかって?
なるわけないじゃない
大人のイタズラに
本気で怯える子供じゃないのだから
ん?
あれは何かしら…
クジラに見える雲だわ!
なんて勇ましいのだろう
クジラ雲は風に流されているだけなのに
周辺の雲がその姿におののいて
敬意を払うかのように消えていく
その姿はまさに空の王
私もあんな風になりたい
でも、一人ぼっちは嫌かも
きらびやかに輝き
優雅に見える王は
意外と孤独なのかもしれないわね
あ、もうこんな時間だわ
明日も見に来る予定だから
その時には
また出てきなさいよ
クジラさん