転生幼女自分の扱いが決まる
はぁ、私が何をしたって言うんだ。
生まれてきたことか?存在していることか?
まぁ、教育は受けられそうだし我慢するか。
「まぁそうだな。お前が決めた通りにするといい。
私は関わらんよ。」
「かしこまりました」
「この子供の政略結婚より、お前の方がはやいだろう」
「私、、ですか?バツイチ、子持ちなのに?」
「そうだ。お前の美貌は衰えていないし、侯爵令嬢の地位に戻ってきたため、侯爵家と縁を作りたい家にとってお前は最高の相手だろう。
バツイチ、子持ちという欠点を持っていても」
「そうですか。お家の役に立てるのでしたら、
お父様にお任せいたします。」
「まぁ2、3年先のことだろう。
この前の事もあるし、お前にとって最悪な相手になることもあるだろう。
お前が任せると言ったのだ。覚悟しておけ。」
「かしこまりました。覚悟しておきます。
それでは、失礼致します。」
「あぁ、ななしのことはお前に任せよう」
まじか、公式でななしかよ。名前くれ。
また、話す機会を失ってしまった。
そして、お母様に任せないで欲しい。
まともな生活が待っていない。
だが、お母様また再婚するらしい。
まぁあの顔を持っていれば当たり前か。
2、3年後だろうが。
その後、私はお母様の命令により、メイドに回収され、
部屋に戻らされた。
そして、夜あったらしい晩餐会にも呼ばれなかった。
数日たったが、私はほっておかれていた。
教育の話などまったく聞かず、
いつから始まるのかな?っといった感じだ。
もちろん3食食べてはいるが、
やはり貴族が無視している存在という事で、
使用人からも軽く扱われているのはすぐ分かる。
私にも一応メイドが付けられていて、
最初に案内してくれたメイドのレンカだ。
だが、このメイド食事運びと風呂の手伝い以外は
部屋にもこない。
流石に、虐待はしないが、非常にバカにされている。
食事だけでもそれがわかる。
びっくりするぐらい粗末のご飯なのだ。
侯爵家のご飯でたとえ使用人でもこれはない。
固いパン、うっすいスープこれが2歳に出す食事か?
私はカチコチのパンをうっすいスープ(おかずなんてほぼない)に突っ込みちょっとずつふやかして食べた。
前よりはましだが、涙が出そうだ。
なぜ、私はこんな生活なのだろう。
せっかく転生したのに。
いや、最強ポジティブメンタルに似合わないことをしてしまった。
失敗だ。
反省、反省。
なんとしても、いい人を釣り上げ、
立派な名前をもらい、
貴族令嬢として贅沢な暮らしをしてやる!
最後に"ぎゃふん"というのは、あいつらだ!!
ぎゃふん、、ご飯が溢れた泣。
嫌がらせの食事といえば、石のように硬いパンに、うっすいスープ。鉄板ですよね!!(私の中では)