公爵令嬢妹 自分の年齢(精神年齢)を考える
「そうだ、これだ。じっくり見て選ぶといい。」
と言ってお兄様に渡されたのは、パターン別の貴族の部屋の絵だった。中々精密でちょっと写真みたいだ。
どれどれ?まず目に飛び込んで来たのは、幼児にしか許されないようなふわふっわのピンクのプリンセス部屋だった。見た目年齢は、幼児だからいけるがアラサーの私には、心にくるものがある。アラサーがピンクうん絶対ないな、ほんとに無理だな、よし次!
次に目に入ったのは、真っ白な部屋だ。
壁紙、カーペット、ベット、カーテン、他の家具、全て白で統一されている。凄く綺麗だが、心臓に悪そうだ。私は、小心者なのだ!チキンなのだ!こんなすぐ汚れちゃいそうで、ビクビクしないといけないのは、嫌だ。
もっとましな部屋はないのか?
どれどれ私は次々とページをめくっていく、だんだんツッコミどころは、減ってきているがピンとくるものがいまだにない。
あ、これは良くない?その部屋は、温かみのあるベージュ色をベースに白と青で統一されている。とても私好みで綺麗な部屋だった。
「これがいいです! 」
あ、またお嬢様言葉抜けちゃった、
頭コツン、テヘペロ。もー私ったらバカなんだから〜
「そうか、ではこの部屋にしよう。気に入らなければ、家具など取り替えよう」
「ありがとうございますわ。お兄様」
「1週間以内に仕上がるだろう。」
「早いですね、」
「ああ、うちは筆頭公爵家だからな。
部屋が出来てマナーが整ったら、王城に行こう。父上の再婚の挨拶とお前の養女の件の報告をせねばならない。」
「王城!?いつ頃行くのですか?」
「予定では1ヶ月後ぐらいだろう。お前なら大丈夫だよ、案ずることは何もない。」
「そうですか?ありがとうございますわ」
何もないどころか大アリなんだよ!こっちは!
自分から死にいくようなもんじゃん!やだ〜行きたくない。
王城爆発してくれないかな?などと試験前の学生のような事を考えている内に、王城行きが向こうから、全力疾走でこちらに近づいてきた。




