公爵令嬢妹 強制力を知る
やばい、どんどん体が沈んでいく。もがこうとしても、まったく体が浮かばず、手足がいうことを聞かない。なんで!?と私の体を恐怖が支配する。
「サフィーナ様!」
という声とともに突然体が引っ張り上げられる。
「ゲホゲホ、ゴホ、ヴェオェ(女子とは?)」
「大丈夫ですか?」
「なんとか、ありがとう」
「もう泳ぎは絶対禁止です」
と言われながらお風呂の浅い方へ移動する。
そんな中私は混乱していた。
え、待って私泳げない?なんで?前世は泳げたのに!余談だが前世では水泳を習っており、バタフライまで習得していた。泳ぎなど余裕のよっちゃんだったのだ。
これがまさかもしや噂の強制力という奴なのではないか!?
神様が私に溺死せよと言っているのか、、
え、やだ〜、溺死なんて私の嫌な死にかたランキング4位なのに!ちなみにぶっちぎりの1位は焼死である。どうでもいい事だが、
これはなんとかしなければならない。
とりあえず毎日お風呂に入って水になれよう。
さっきは思ったように体が動かずパニックを起こしてしまった。強制力で泳げないなら、代わりに時間稼ぎをしよう、もしかしたらお兄様が助けてくれるだろうし。
お風呂から上がり部屋に戻ると、お兄様がいた。ナンナには、絶対お兄様に言わないでと言っておいたから大丈夫と信じたい。
「サフィ風呂はどうだった?」
「お先に失礼しましたお兄様。
とても広くて気持ちよく入れましたわ」
「そうか、良かった。では、私も入ってこよう。」
お兄様がお風呂に入りにいった。
あれ?1人?
「ナンナお兄様は、1人でお風呂に入られるの?」
「ええ、サフィアス様はお一人で入られます。
自分の事は、自分で出来るからっと6歳頃から侍従もつけていらっしゃらないようです。」
「そうだったの。」
そういえば、今日お兄様は何をしていたのだろう?次期当主、宰相になる為の勉強かな?
お風呂から出たら聞いてみよう。
「サフィ、待たせたな」
「いえ、全然大丈夫で、、すわ?」
え〜やばい風呂上がりのサフィア様の色気がやばすぎる。上半身裸とか、水が滴っている訳でもないのにこの色気!やばい鼻血でそう。私の鼻の血管がこんなに強くなければとっくに出てたわ、いや大量出血で死んでるわ(オタクですいません、、)やばい神様生きてて良かった!いや死んで良かった、か?
「どうした?」
「いや、お兄様のカッコよさを再確認してましたわ」
「そうか、、?」
やばい混乱されてる?話しを逸らさねば!
「ええ、そんな事よりお兄様は、今日何をなさっていたのですか?」
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