サフィアスside Part3
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そして目を合わせた。
主張の強くなりすぎない、薄いアメジスト色の目は吸い込まれそうでとても神秘的な色だった。
名前を考えながら、俺は彼女に話しかけた。
「そうか、じゃあお前の名前を付けよう。
公爵令嬢になるのだし、サがつく名前がいいか」
「え、、名前?」
彼女は自分が名前をもらえることに強く疑問を持っているようだったが、俺はそれに気づかないふりをして強引に押し切った。
「そうだ。あぁ何故サが付くのかと?我が公爵家に生まれたものは、みんなサが付くからだ、公爵家はシだろう?」
「名前いただけるのですか?私なんかが」
私なんかではない。
もう公爵令嬢で、俺の妹になるのだ。
彼女の可愛らしい雰囲気になるような完璧な名前じゃなければ、意外と難しい。
俺は人に名前をつけたことなんてあるわけないし、散々悩んだが自分の名前に似ている、名前にすれば良いことに気づいた。家族感も出るし、サフィーナとかどうだろう?
俺にしてはすごくいい名前が浮かんだ。とっても可愛らしい名前だし、妖精のような彼女の雰囲気にぴったりだ。
そう思い、俺は早速彼女に話した。
「当たり前だろう公爵令嬢になるのだから名がなくてどうする。そうだな、サフィーナはどうだ?私の名前に似ているし、」
すると彼女はとても驚いたような反応を見せ、目をぱちくりとさせると、俺に向かって可愛らしい声でお礼を言ってくれた。
「嬉しいです。サフィアス様ありがとうございます。」
そして今まで見せてくれた中で、1番の笑顔を見せてくれた。さらに俺の名を初めて呼んでくれた。俺はにやけて緩んでいるであろう、口元を急いで押さえた。
だが、サフィが俺のことを様つきで呼んでいることにとても引っかかった。
俺は彼女に愛称で呼んで欲しかった。そして俺も彼女のことを愛称で呼びたかった。だから、俺は彼女にこう提案した。
「礼には、及ばない。当然のことだ。
それならサフィアと呼んでくれないか?
私もお前のことをサフィと呼ぼう。」
すると、彼女は、ブンブンと首を横に振ってしまった。だが、嫌がっていると言うわけではなく、恥ずかしいようだった。さらに、自分の身分のことも考えているらしい。
だが、俺は、彼女になんとしてでも愛称で呼んで欲しかった。
だから
「む、無理です。できません」
「呼んで、サフィ?」
「う、サフィア様?」
「駄目だ。サフィアと呼んで」
この時点で、俺は少し面白がっていた恥ずかしがるサフィがとても可愛くて遊んでいるのも事実だった。
「サフィアお兄様、、これで許してください、
私には、ハードルが高すぎます」
これはやばいやばすぎる。
愛称ならば、一定の人たちも呼べる。
実際に、勘違いしてくる女たちも俺のことを愛称で呼ぶこともある。許していないし、すぐ辞めさせるが。
だが、これはサフィだけが呼べる。
お兄様と呼べる人間なんて、俺の周りにいない。もしいたとしても、俺がサフィの他に許すはずもない。
「サフィアお兄様か、」
そう言った俺の顔は、間違えなく緩んでいただろう。
書きたいことがありすぎて、サフィアスside をはやく終わらせるのを諦めました笑。
もうしばらくお付き合いください




