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公爵令嬢新しい人生をスタートさせる

そんなこんなで今知っている情報のまとめと今後の対策を考えていたら、なんか大丈夫な気がしてきた。


それに公爵家までは、まだかかる。遠すぎだろ。

なんでも侯爵家は、なにかあった際すぐ領地に戻れるよう王都の端にある。その為時間がかかるのだ。

幼少期サフィアス様でも想像して、時間潰すか。


さらに数時間馬車に揺られていると、ようやく景色が変わってきた。なんというか、教科書で見たような中世ヨーロッパの王都の街並みなのだ。

前世では、日本から一歩も出た事のない私は、興奮した。いや、ハウステンボスには行った事あるからね!

まぁあれは、海外とはいえまい。


景色に夢中になっているとどでかい屋敷が見えてきた。いやあれは、屋敷というレベルではない城だ。

そこには世界遺産級のお城がそびえたっていた。

そしてあれが王城かなぁ〜と思いながら見てると、そのお城に入っていったのだ。

王城ではなかったのだ!公爵家のお屋敷なのだ!

私は、圧倒された。更に門からお屋敷の玄関まで遠く、お庭も圧巻だった。

どうやらお迎えをしてくれているらしく。玄関前には、人が集結していた。


そしてその真ん中に男性と、男の子がみえた時に私は、驚いて目がこぼれ落ちるかと思った。

まさか歓待にサフィアス様がきてるやばい生きてる、動いてる。実在してる。

やばいやばい生きててよかった。

まだ顔は、見えてないけどもう素晴らしいご尊顔が見える。私の心の瞳では!

そして更にに近づいて顔が見えてきた時には、興奮で鼻血がでるかと思った。私は、本気でカメラがない事を悔やんだ。幼いサフィアス様を永久に保存したい。

ちょっと興味無さそうでクールな感じの顔だが、それもいい。ちょっとずつ近づいて笑顔を見せて貰うんだ!


ついに馬車がとまりお母様が降りた。それに続き私も降りた。


「お久しぶりです。サイダス様。サフィアス様。

どうぞよろしくお願いします。」


「あぁ久しぶりだな、これからよろしく頼む。」


「お久しぶりです。お母様。アクアリムル家の一員としてこれからよろしくお願いします。」


やばい。推しのショタボイスきたー!この為に生きていたのよ!私は!この幼さの残る声堪んないわー

なんて考えていてると、サイダス様が私の方を見たので精一杯のカテーシーを披露してご挨拶する。


「初めまして。サイダス様。サフィアス様。

どうかお役に立ちますので、よろしくお願い致します。」


「この子が貴女が言っていた子か、名前は?」


「ついていません。お好きに扱いください」


「そうか、サフィアスお前に任せる。では私達は、中に入ろうか」


おいおいまじかよ、え?名前は?サフィーナって名は?

どうしよう、サフィアス様に気に入られないと捨てられるかも、途端に私は不安になってきた。

小説のサフィアス様が好きだったのは、サフィーナだ。美玲の私ではない。私は、うまくやれるだろうか。






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