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転生幼女侯爵家を卒業する

意外と筆がのってしまい予告詐欺になりそうだったので、いつもの倍くらい書いてしまいました。

これでも結構削った方です。


今日は、待ちに待った再婚の日だ!こんなに再婚を待ち望む子供もいないんじゃないか。

上手くやって可愛がられる公爵令嬢になるぞー、おー!


だが、もう当初の計画にズレが生じていた。

当初の計画では、再婚前に何度か会うと思っていたため、そこで自分の賢さを売り込み(中身はアラサーだからね!それはもう空気よめまっせ!)そしてこの幼女特有の可愛さを最大限にいかし、(調子のってます、すみません)メロメロにする予定だったのだ。

だってこの可愛い可愛い顔と幼女ボイスで「お父様?」と言って首を傾ければ、世界がとれると思ったのだ。

だが、何と1度も会わなかった。1度もだ。

私は、何度か会ってお茶をして、仲良くなって再婚だと思っていたが、お互いに再婚同士で誰がどう見ても完全なる政略結婚だから必要ないらしい。トホホ

まぁしょうがない向こうに行って上手くやろう


侯爵家にきた時は、上手く行かなかったことをさっぱり忘れて前向きになった。

都合の悪いことは忘れ、周りの空気に合わせるこれぞ完全完璧な、日本人魂!!(ほんとすいません)


ここの使用人は最後の最後まで私の事を虐めるらしい。持ってこられたドレスはどピンクのリボンがひらっひらのこれはないだろうとツッコミたくなるような、悪趣味なドレスだったのだ。

これを着て行って恥をかけという事か、さらに私のワガママっぷりもアピールできる。

向こうでもいじめられろということか、そんな素直に着ていく訳がない。

私は、部屋にあるクローゼット(ただの棚)を開けた。

まともな服が入っていない。そもそも数が少ない。

私は、その中から青色に白の刺繍が入った清楚系のワンピースを出してきた。もう一度言おうドレスではなくワンピースだ!!そして質素だ。とても貴族令嬢には見えるまい。

まぁ可愛いらしいし私の儚げ美少女(疑問しかない)の雰囲気に合うし良しとしよう。

私は、その服を着て荷造りされていたバックからさらにあった悪趣味ヒラヒラドレスを取り出し、質素な数枚しかないワンピースをいれた。

これで、可哀想な冷遇幼女アピールが出来るだろう。


迎えにきたメイドのレンカは、私の姿を見てびっくりしていた。さっきまで、悪趣味どピンクヒラヒラドレスの私が、清楚系美少女に衝撃変身を遂げているのだ。だが、もう着替える時間なんてない。

レンカは、私をひと睨みし(ざまぁみやがれ)、先導して歩いた。

正面玄関をでて私は、2年ぶりに外に出た。

外はカラッと晴天、頭の中で気象予報士が登場してきて今日は、降水確率0%洗濯物が乾きやすい小春日和でしょう。とか言っている、私はご退場願った。


そして豪華な馬車の前には、数日ぶりのお母様がいた。こんなに直近で見たい顔ではない。

そしてお母様と2人で馬車に乗り込んだ。

メイドなどは、後ろの馬車に乗るらしい。護衛は馬車を取り囲む形だし。

本当に勘弁して欲しい。お母様と2人きりとか何の罰ゲームだよ。


そして先に、上座に座ったお母様は私を一瞥して1言


「あら、貴女にお似合いの格好じゃない。貴女みたいな子はドレスなんて勿体無いのよ。」


私は、従順に


「はい」


と答えながら、この人は馬鹿なんじゃ無いだろうかと真剣に考えはじめた。

だってこのワンピースでは、「自分がこの娘を冷遇しています」と言うような物なのだ。しっかり血筋では、侯爵令嬢な私は、清楚なワンピースではなくドレスでないとおかしい。その為最初に、用意されていたのはドレスだったし、生地も高級そうだった。

本当に着る人の趣味が悪いと言うようなドレスだったのだ。

そこまで考えて私は、ふと可笑しさに気づく今私が気付いたようなことをレンカが思いつき、それでドレスにしたのだろうか?

いやそんなにあの子は頭が良くない。十中八九使えないから私付きのメイドになったんだろうし。

という事は、もっと頭の良い人がこれを思いつき実戦したのだ。犯人は、わからないがおおかた筆頭執事だろう。あの人侯爵家に訳の分からない血が入るのは許せませんみたいなタイプだし。私の敵は多そうだ。


私がぼんやりと考えていたら、お母様がじっと私を見ていることに気付いた。


「すみません。なんでしょう?」


「貴女は筆頭公爵家でおとなしくしてなさい。

くれぐれも、サイダス・アクアリムル公爵とサフィアス・アクアリムル様に迷惑かけないようになさい。」


え、、

「サフィアス・アクアリムル様??」


「あぁ貴女は知らないわよね。サフィアス・アクアリムル公爵令息よ。今8歳だから、貴女の4歳年上ね。」


えぇぇー待ってまじで?

私の最推しのサファアス様?え、存在してるの?

まってじゃあ私妹になるの?

私もしかしてサフィーナ??



長々とすいませんでした。

今度はいよいよサフィアス様について書けます。

サフィーナについても次回説明します。

楽しみにしててください!

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