転生幼女叔父に感謝する
「では、話させてもらいます。
1つは今、父上が言ったことですが、もし失敗しても筆頭公爵家に連れていけば、彼女は養女になります。
公爵令嬢です。我が家よりもより良い縁談が望めるでしょう。そしたら、アメジスタリス家にも徳となります。彼女は、我が家の血を引いているのですから。」
「たしかにそうですね。差し出がましかったようです。」
「そうだね、お前はもう少し考えてから物を話そう。
公爵夫人となるのだから。」
「以後気を付けます。」
「まぁいい。名無しへの説明にもなっただろう。
そう言うことだ名無し、我が家の為にやってくれるね。」
「かしこまりました。全力を尽くしたいと思います。」
自分のためにね! この家の為になんか頑張るもんか。
「じゃあもう下がっていいよ。私は、シオナと話したいから、名無しは、シンサスといなさい。」
「失礼致しました。」
そう言い私達は、部屋の外に出て、私の部屋(物置部屋)に帰った。
部屋に帰ると私は叔父様にお礼をいった。
「ありがとうございます。まさか、叔父様が私が家を出れるよう説得してくれていたなんて、、」
「この家にいても、お前の待遇が変わる事はないだろう。何よりお前は賢い、筆頭公爵家の方が役に立てるだろう。行っても待遇が変わらないかもしれない。
お前が努力して変えろ。」
「それでもチャンスをいただけただけありがたいです。」
「まぁ俺は、お前の叔父だからな、」
鉄の涙腺を自負している私は、泣きそうになってしまった。思えばこの世界にきて家族と認められたのは、初めてだ。私はこの、顔だけではなく性格もイケメンな叔父に不覚にも惚れそうになってしまった。まぁ惚れないけどね、論理感は、大事よ!
その後叔父は、他国に行かなければ、なくなりもし私が次会えるとしたら、公爵令嬢になった後だ。
寂しくなるし、残念だが、私は笑顔で別れられた。
また会えるかもだしね!向こうで気に入られればだけど!
そして私は、公爵令嬢になるということで、使用人からの、僻みと恨みを一身に受け、まともな食事と風呂などある訳がなかったことをここに記しておこう。
これが出発当日まで続いたのだから驚きである。
次はいよいよ筆頭公爵家に向かいます。
ようやく書ける