アラサー、赤ちゃんに転生する
初めまして。
真鈴です。
初めて書いた小説なので誤字脱字が多いと思いますがご指摘していただけると嬉しいです。
なるべく毎日更新出来るよう頑張ります。
「来世は推しの近くにいれますように」
目の前にトラックが迫り来るなか、
こう願っている私は本当にアホなんだろう。
「あ、、ああ」
声がでる死んでない?!
やばトラックに轢かれたのに死んでないとか、
運強すぎだろ私、
などと自分に少し酔いながら目を開けると予想していた真っ白い天井ではなく、木でできた薄汚い天井だった。
あれっと思いながら首を動かすと、
薄汚いではなくもう汚い、いるだけで病気になりそうな狭い部屋の中に私はいた。
これはおかしいと思い、
立ちあがろうとした時に自分の体のサイズのおかしさに気が付いた。
体が小さいのだ。
姉の子供が赤ちゃんだった時のサイズ、
私が不謹慎にも踏みそうなどといい、
あれから触らせてもらえなかったときのサイズである。
つまり、、私は赤ちゃんなのだ!
どうやら転生したらしい。
飲み込みがはやいのは、前世でガチオタクをしていた際に読んだラノベで何度も見ていたからであろう。
だが、ラノベではこうではない。
豪華な天井、綺麗な容姿これが鉄板ではないか。
何故、汚い部屋で赤ちゃんなのか、
推しなど存在しなそうだ。
私は神を恨みたい。
推しはどこ? 推しに合わせて!
神を恨んでも何もはじまらないと思うので、
自己紹介をさせて貰おう。
近藤美玲それが私の前世の名前だ。
27歳 バリバリのサラリーマン
恋人などいたこともない、筋金いりのオタクだ。
幼少期から旧ジ⚪︎ニーズにハマり
(7人組関西発王道アイドルが好きだった)
どうでもいい事だが、
私にとっては大事なので言わせてもらう
(な⚪︎わ男子が好きだった)のだ。
そして20歳くらいからは遂に現実世界を飛び出し
ラノベなど小説、アニメの世界にハマりだした。
その中でも最推しだったのは、
小説(大ヒットでアニメ、マンガ化もされた)
「君の為のこの世界」略してキミセカ(ネーミングセンスについては作者に一言物申したい)の、
サフィアス・アクアリムル公爵令息だ。
長いのでサフィア様と呼ばせてもらうが、
この人が私の性癖に、ぶっ刺さったのだ。
とは言ってもサファア様はいわゆる王子様ポジションではない。
悪役令息なのだ。
悪役のため、王子ポジに対抗できるように顔立ちは非常に整っており、
白銀の髪にアイスブルーの目が映える切れ長の目、
神さまが3日3晩寝ずに考えたような完璧なバランスの顔のパーツ配置、一言で言うなら超絶イケメンなのだ!
ただこのサフィア様、悪役令息の設定の通りかなりやばい性格の持ち主だった。
重く辛い過去のせいで人格が歪んでいた。
王女を暗殺したりヒロインを監禁し、
物を言わない人形のようにし、
愛でることに満足したり、かなり歪みきっていた。
(なんでも過去のせいにしたら駄目だよねっていう感じ!)
そんな人を最推しにする私の性癖って、、
いやな⚪︎わ男子ではエース正統派王子様の道⚪︎駿佑推しだし!
大丈夫、私の性癖は歪んでない。
人気投票ではヒロイン押しのけ2位だったし、大丈夫、、大丈夫。
まぁここまで読めばわかるだろうが私はガチオタであった。
割合こそアイドル3:サフィア様7くらいではあったが、
時間と、金を全て推しに捧げる、
推される側にはありがたいオタクだったのである。
こんな私だからこそ、死ぬ間際に推しの近くにと願うくらい当たり前なのである。(当たり前なのか、?)
そして転生できた世界に推しがいないそうなので神を恨むくらい当然なのである。(当然なのか??)
転生 テンプレですよね。
ただ作者の性格のせいか大変なところから頑張っていただきます。
そしてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私はジ⚪︎ニオタ なにふ⚪︎むです。
ですが布教のために登場させた訳ではありません(そのはずです、、)なので生温かい目で見てください笑