表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/223

演劇

 昨日おじさんが来て明日は休みたいと言われた。


 今日はトレント達の枝を切る人が居ないのでチョコにお願いする事にした。


 そしてジャンとランは学校祭で僕は教会祭だ。


 学校祭は団体活動の発表やお店を出したり楽器を演奏したり、舞台などの催し物が行われる。


 教会祭は女神ラーティアを祝う教会の祭だが、やる事は学校祭と変わらない。


 学校祭は生徒が教会祭は教徒が行う行事だ。


 僕はドナにお願いされて特別に教会祭に参加する事になっていたが、実は教会祭の話を聞いてドナにお願いしようと思っていた。




「ドナ、イチゴおはよう」


「デコおはよう!何するか決めた?」


「僕が出来るのは露店でお菓子を作るぐらいかな」


「うーん、どうせなら違う事やってみない?例えば歌とか楽器とか」


「歌も楽器もやった事ないから不安だよ」


「やらないほうがお前の為だぞ」


「イチゴが教えてあげればいいじゃない」


「…お前ちょっと歌ってみろ」


「僕、歌なんて知らないし」


「なら演劇なんてどうかしら?私が知っているのは、女神ラーティアの神話とかドラゴン討伐戦記とか世界樹の森の秘密とか」


「女神ラーティアもドラゴンも世界樹も見た事ないから想像出来ないんだよね」


「だったらデコが見た事ある話にしてみたら」


「じゃあトレントの秘密の冒険とか?」


「ゔー、ちょっと待て!お前トレントってなんだ!」


「イチゴはトレント見た事無いの?」


「当たり前だろ!」


「私も無いわ」


「じゃあ今度見に行こう」


「貴様ー!」




 身体は痛いが家に居てもと私は冒険者組合で冒険者達の話を聞いていた。


「聞いたか?トレントの森のトレントが居なくなったって」


「あー冒険者達の間で騒ぎになってる」


「トレントはあちこち移動するものなのか?」


「いい場所が見つかったのかもな」


「大変だ!帝国軍が攻めて来たらしいぞ!」


「例の魔物が居なくなったからか!」


「10万の大軍だったらしい」


「だったらしい?」


「10万の帝国軍は身ぐるみ剥がされて逃げ帰ったらしい」


「例の魔物のせいか?」


「それだけじゃないらしく、居なくなったトレントが魔物の住処に居たらしい」


「それはそれは」


「それで今世界中に噂が流れてる」


「ほっほっほー10万の帝国軍は一人の木こりより劣るわい」と声を聞いたという。


 とんでもない噂だなと冒険者組合に居る人達は大笑いしていた。



 一人の枝切り担当を除いて。


 やはり話を聞いている場合じゃなかった、帰って休まなければ命が危ない。


 私がこの街を守らねばいけないのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ