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教会

 いい天気だし今日は早起きして家の仕事を早く終わらせる。


 そうなんです!今日から教会で何かを学ぶんです!


 そう僕は何を学べばいいか分からないが教えてくれるなら何でもいい、何かの役に立つはずだ。


 教会までは歩いて行き最初だからと院長先生と一緒だ。




 教会に着いて大きい建物に中に入り、入口の案内所で受付を済ませる。


 案内所には教会の地図があって聖堂、図書室、教室、診察室、病室等、様々な大広間や部屋があり、僕が学ぶ場所は教室と言う所で読み書きの教室、計算の教室、歴史の教室、治療の教室、魔法の教室等がある。


 色々ある中で今日は教会の教室で学ぶ事になり、教会とは何なのか?という事を教えてくれるらしい。


「ここですね入りますよ」


「院長先生、誰も居ません」


「この教室はデコのように初めて教会に来る人の為の教室です。初めての人はデコだけのようですね」


 ここで学んでから色々な教室に行くんだと椅子に座って待っていると、教会の服装をした人が来て教会の話が始まった。


「………」「……………」「……」


 眠い、早起きしたせいで眠い。


「…………………」「……」「………………」「…………」


 はっ!


「帰りますよ!デコ!帰りますよ」


 寝てしまって何一つ覚えていない、あんなに楽しみにしてたのに。


「院長先生ごめんなさい。眠ってしまって何も覚えてません」


「ぐっすり寝てましたからね」


 起こしてくれてもいいのに、でもまた眠ってしまったかも。


「では歩きながら教会についてお話しましょう」


「本当!院長先生ありがとう」


 この教会は女神ラーティアを崇めている。


 女神ラーティアはこの世界を生き抜く為に加護という力を与えてくれた。


 自由と平和、生命の平等。これが女神ラーティアの想いだ。


「祈りを捧げて下さい。自由と平和、生命の平等の為に。お金を寄付して聖堂に入って祈りを捧げて下さいね」


「えーお金取るの?」


「違います、自分の想いで提供するのです」


「じゃあお金貯めないとね。院長先生、ありがとう面白かった」


「実はまだ話の続きがあるのです」


 言い伝えで女神ラーティアには双子の兄、闘神ラーティスがいたとされている。


 闘神ラーティスはこの世界を生き抜く為にスキルという力を与えてくれた。


 物理と魔法、個体の特性。これが闘神ラーティスの願いだ。


 教会には何も無い聖堂がある。其処は闘神ラーティスの聖堂だとされている。


「闘神ラーティスは何処かにいるのかな」


 僕の可愛い妹も何処かにいるのかな。


「何処かにいるかもしれませんね」

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