表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/223

発表会

「本日は新作のお菓子を発表します、これらは商品登録された物で有り誰でも作る事が出来ます」


「まずは揚げパンです、これはパンを揚げて砂糖や粉砂糖を掛けるだけのお菓子です。続いては…」


 商業組合に併設されている料理教室で発表会が行われていて、ランの登録したお菓子と作り方が紹介されていくと歓声が上がった。


 この会場には大勢の貴族も集まっていて、登録者が実演販売するという事で新作のお菓子をいち早く食べてみたい、いち早く社交界で自慢したいという思惑があるのかもしれない。


 そんな中でランの補助として僕とジャンが手伝いをしている。


 実演するのは勿論、苺入りチョコレートでお菓子大会の屈辱を晴らす為にランが提案したものだ。


 商業組合長と協力して大々的に宣伝する事になり、三人で協力して苺入りチョコレートを沢山つくった。


「では試食して頂きます」


 会場に集まった全員にお菓子を振る舞まうと、んもんもんもと大絶賛されポチもお菓子大会の謝罪と、新作発表会の成功でその地位を固める事となった。


「大成功ね」


「俺達のお菓子が認められたんだな」


「チョコの苺また採りに行かないとね」




「あーあ私も苺入りチョコレート食べてみたかったわ」


「そうだな、また今度抽選に応募しよう」


 大勢の人は会場に入る事も出来ず放送を聞くだけで、この放送は魔法を使い街中に伝えられた。


 私は妻と娘と生活していて仕事が無くなり一緒にいられなかった分、一緒に過ごす事にした。


「そうだ昨日お菓子を貰ったんだ、これで我慢してくれ」


「凄い良い匂いがする食べていい?」


「いいよ」


「何これ!こんな美味しいの食べたことない!何処で貰ったの?お母さん!」


「一緒に冒険したお礼に貰ったんだ確かラングドシャって言ってたな」


「あなたラングドシャって今放送で言ってたお菓子じゃない!」


 妻と娘は笑顔でお菓子を食べていて、こんなに喜んでくれるなら「また貰って来るよ!」


「お父さん約束だよ」


「あなた絶対よ」


 そして娘が小指を差し向け私は小指でその小指を取り「約束だ」と指を放す。


 幾多の危険を潜り抜けた俺だから解る。


 和やかな雰囲気を一変させる空気を生んだラングドシャというお菓子。


 失敗すれば全てを失う、必ず達成せねば、まだまだトレントの枝が必要な筈だ。


 しかし俺の剣は大分消耗しこのまま使えば折れてしまうだろう。


 俺の剣は王から賜った魔法剣を魔法塗装しなければいけないが、果たしてこの街に魔法塗装してくれる職人はいるだろうか?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ