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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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強化

 トレントの枝を工房に運び終えると、ジャンとランにおじさんと一緒にトレントの枝を取って来た事を話す。


「じゃあな」と言って帰ろうとするおじさんに、ランが工房で作っていたラングドシャを渡し皆でお礼を言った。


 お父さんは枝を集めて錬金魔法を発動すると丸太のように強化された。


「ジャンこれでどうだ?」


「これなら大丈夫」


 枝を全て丸太にして荷台に載せると、

 お父さんとお兄ちゃんで押してチョコの住処に戻った。


 僕はチョコを呼んで、ここにアスレチックパークを作る話をして了承してくれた。


 丸太で足場を作ったり丸太に縄を付けてぶら下げ動く足場にしたり、土台の高い小屋を作って下から縄で登ったり降りたり出来るようにした。


 その小屋に滑り台という名前の物を付けて小屋から下に、お尻で滑れる物も取り付けた。


 ジャンは確かめるように飛び跳ねて丸太を渡り、縄で小屋まで登って滑り台から滑って降りてきた。


「楽しい」


「僕もやる」


「私も滑りたい」


 まだ少ししか出来てないが僕達は夢中になって遊んだ。


「滑り台が楽しいね」


「滑る為に頑張って登るのがいいな」


「私はずーっと滑っていたいわ」


「チョコも滑りたい」


 そんな中、チョコだけが縄を登れなかった。


「アスレチックって手足を使うからチョコには合わないよね」


「チョコでも出来るアスレチックはないかしら?」


「チョコ、オリハルコンはまだあるか?」


「ある」


 お父さんとジャンは地面に滑り台をいくつか作り丸くなるように繋げ、それをオリハルコンで強化した。


「チョコ、走りまわるチョコレート工房みたく乗ってみろ」


 するとチョコは滑り台に跳び乗った瞬間に魔力を込める。

 

 チョコは滑り台をぐるぐる周った。


「チョコ滑ってる目が回るー」


「チョコ!魔力を止めろ」


 チョコは魔力を止めると滑り台から飛び跳ねた。


「あっはっはー滑り方を教えれば良かったな」


「チョコ楽しかった」


 これは平地でも滑れるように、ぴかぴかになるまで滑り台を磨き、オリハルコンで強化する事で抵抗なく滑れる物だ。


「これは俺とジャンの合作で名前は魔導スライダーだ」


「「魔導スライダー!」」


「ジャン、という事は私でも滑れるのよね?」


「ランでも俺でも滑れるけど気を付けないと、さっきのチョコみたくなるぞ」


「それは…危険ね」


 チョコは止まって見えるくらい超高速で周っていた。


「魔力を込めなくても何周か滑れる筈だ。お手本をみせてくれるだろ?」


 指を差されてお兄ちゃんは魔導スライダーに跳び乗った。


「楽勝ーを?」


 どん!ざざーっ!


 お兄ちゃんは曲がりきれず放り出された。


「あっはっはー体勢を低くしないとぶっ飛ばされるぞ」


「親方先に言ってくれよ」

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