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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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鉱石

 加護が解放されただと!


 錬金魔法を覚えた!スキル錬金王[錬金術が必ず成功する]


 何故だ俺はあの時に加護を解放する為オリハルコンの鉱石を手に入れた。

 しかし加護は解放されず…


「お父さん?」


 もう一度オリハルコンの鉱石を握り締めた。


「俺が作ってやる」


「親方!錬金釜も何も無いのに出来る訳無いだろ!」


 確かに錬金魔法があっても不可能だが。


「奥の俺の工房を使うぞ」


 錬金魔法発動と共にオリハルコンが宙に浮き、鉱石が消え金属の塊が現れる。


「完成だ」


「うぉーこんなの初めて見た」


 お兄ちゃんはとても興奮していた。


 そしてオリハルコンの走りまわるチョコレート工房が完成した。


「お父さんこれじゃチョコレートを見ながら走れないよ」


「まあ見ていろ」


 今回は型にチョコレートを入れて取り付けチョコが桶に入り走り始めるが、やはり桶の底が邪魔で見えない。


「チョコ!」


 お父さんが呼ぶとチョコは魔力を込め透明になり光り出した。


 綺麗、皆その美しさに黙って見つめるばかりだった。


 僕はチョコが作ったチョコレートをお皿に移しチョコに渡した。


 [鑑定結果]

 チョコレート(食用)

 甘苦さがあるお菓子ひんやりして美味しい。

 製作難易度E。


「ちゃんと出来てるね」


「俺も食べれるな」


「今度チョコに作って貰おうかしら」


 チョコはチョコレートに齧り付いた。


「苺が無い」


「苺はもう無いから中が空洞のチョコレートだけだよ」


「チョコの苺!」




 デコ達と工房の職人達が帰った後、大事な話があると工房に家族を呼んだ。


「今日、俺は加護を解放した」


「え!」

「親方!」

「あなた!」


 俺は王国の王になったが、王国を繁栄させるにはどうしても加護の恩恵が必要だった。


 加護を解放する為あらゆる鉱石を手に入れたが駄目だった。


 解放の手掛かりを頼りに俺はある幻の鉱石に目をつけ、その鉱石はオリハルコンと言ってとても希少な鉱石だった。


 やっとの思いで手に入れたオリハルコンだったが加護は解放されなかった。


 それから俺は王の座を捨てこの街にやって来た。


 そして今日チョコが持っていたオリハルコンの鉱石で加護が解放された。


 俺が手に入れたオリハルコンは偽物だったんだ。


 加護が解放されたからって王国に戻る気はない。


 この国のこの街でチョコやおちび達と出会ったから加護が解放出来た。


 だから俺はここで生きていく。


「俺の加護の恩恵は錬金だ。これからも、いろんな物を作り王国よりも繁栄した大王国を築いてやる。そして俺が大王になってみせる。それが俺の今の夢だ!」


「家族が集まってお父の夢を聞かされるなんてね」


「親方の夢は壮大だな」


「私は大王妃ね」

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