避難
じじじじじじじじじじじじじじじじじ「なんだ?」学校中に警報音が鳴り響く。
「職員、生徒は防衛室に避難して下さい。」
「ラン避難訓練かな?」
「…ジャン先生の様子がおかしいわ。何かあったんじゃ」
生徒達も何があったか分からず騒ぎ始めたが先生がそれを制した。
「先生の指示に従って下さい、これから二列に並んで防衛室に移動します。これは訓練なので安心して下さい」
「訓練だってよ」
「何だ心配したよ」
「ちょっと怖かったわ」
「みんな移動しようぜ」
みんなは二列になってぞろぞろ移動を始めた。
「ラン訓練だってよ」
「…ジャンこれは訓練じゃないわ」
「は?だって先生が」
「私の推理よ」
「私の推理?」
「ええ、先生は平常を装っているけど汗をかいてる」
「汗?」
「緊張状態になると汗が出るのよ」
「俺達は焦らず防衛室に行けばいんだな」
「このまま混乱しないで防衛室に行けば大丈夫よ」
「ランは頼りになるな」
ランは顔を少し赤くしたが直ぐ気を引き締めた。
「がっはっはー伝達魔法で状況を知らせてくれ」
「魔法障壁を破って校門から侵入!警備員が応戦している模様」
「がっはっはー誰だか知らんがやってくれたな。敵を叩くぞ!校内に入れるな!」
「目標を確認しました!巨大な魔物です!魔物が襲って来ました。」
「何!魔物だと!なんで街中に魔物が」
「先生方も到着しました。攻撃魔法を発動します。」
ずどーん!ずどーん!ずどーん!ずどーん!
「魔、魔法が効きません!このままだと突破されます!」
「がっはっはー魔物が相手なら本気で行くぜ!」
「理事長が到着しました。支援魔法を掛けます」
「がっはっはー俺が相手だ!ん?てめぇは…」
「魔物はなお校内に接近中!警備員、先生方は退避して下さい」
「がっはっはーここを通す訳にはいかねぇ」
「理事長の威圧が発動!魔物の動きが止まりました」
「がっはっはー動けねえだろ」
「駄目です!魔物が再び動き出します」
「俺の全力の威圧が効かねぇ」
「理事長が体を張って魔物を止めています」
「てめぇ何しに来やがった!てめぇの欲しい物はここにはねぇぞ!」
「ジャンに会いに来た」
「ジャンに会いに来ただと?」
「理事長が食い止めました!魔物の姿はありません、理事長の勝利です!」
「防衛室まで遠いな」
「みんながだらだら歩いているからよ」
「それにしても凄い音と振動だな」
「侵入者と闘っているのかもね」
「ジャン」
「どうしたラン」
「何?」
「何?って俺を呼んだだろ?」
「呼んでないわよ」
「ジャン」
「ん?チョコ!どうしたんだ!」
「え?チョコ?」
「ジャンに許可を貰いに来た」




