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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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専門店

「こんにちは」


「先生こんにちは」


「ジャンとランは居ますか?お話があるのですが」


「はい!ご案内します。ジャン!ラン!学校の先生が来たよ」


 先生はジャンとランに用件を伝えると僕達のお菓子作りを眺めている。


「早速お菓子作りをしてるみたいね」


「良い考えが浮かばなくて今まで作ったお菓子を作ってみたんです」


「これはラングドシャね、これは?」


「ポテトチップスと松茸チップスです」


「ポテト?松茸?」


「はい芋と松茸のお菓子です、食べてみて下さい」


「これが松茸チップス?」


 かりっ「美味しい」


 松茸の香りと食感がとても良い、もう松茸のお菓子は出来ていたのね。


「こっちがポテトチップスね」


 ぱりっ!ぱりっぱりっぱりっぱりっ!「手が止まらないわ…ごめんなさい全部食べてしまったわ」


「はい、やめられませんよね」


 僕は先生に良い考えはないか聞いてみた。


「そうですね、こういう時はお菓子のお店や材料を売ってる専門店に行ってみたらどうですか?」


「そっか!ジャン、ラン、シュガーに行こう」


「先生もそろそろ帰ります」


「先生ありがとうございました」


 新しい何かが見つかるといいな。




 お店に着くと材料になりそうな物を見て周る。


 殆ど何に使う物なのか分からない、そして白い粉があり以前、僕が顔から突っ込んだ粉だ。


 家にまだ大量にあるので何か使えないか店員さんに聞いてみる。


「この片栗粉はどうやって使ったら良いですか?」


「片栗粉は食材に付けて焼いたり揚げたり水を入れて焼いても面白いですよ」


「家に帰ったらやってみよう」


 また店を見て周ると何か黒い物があるが材料で黒い物って?


「すみません!これは何ですか?」


「チョコレートと言います。試食があるので食べてみて下さい、苦いから売れないんです」


 苦い?恐る恐る口に入れる。


「にが!」


「デコ私も食べたい。これは!」


「俺も、にが!」


「デコ!これ買うわ」


「何か分かったの?」


「ええ」




 買って帰って来るとランは厨房に入りチョコレートに熱を加える。


 どろどろに溶けたチョコレートに砂糖を入れて容器に入れ替え冷やす。

 するとまた固まり「ちょっと食べてみて」かりっといい音がする。


「あっ甘い!苦さと甘さがあって美味しい」


「俺も」かりっ「うまー」


「溶かしてまた固まるのか」


「ちょっとジャン、チョコレートで遊ばないでよ」


 ジャンはチョコレートを溶かして遊んでいた。


 皿の上にチョコレートで絵を描いて、固まったら皿にくっついているチョコレートを取った。


「なぁ見て!面白いチョコレートが出来た」


「凄いね」


「もう!」


「あっラン食べ?」


「美味しい、ジャンが遊んでるから食べちゃったわ」


 ランはチョコレートで描いた絵を食べてしまったのでジャンは怒るかと思ったが、様子がおかしかった。

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