速報
正式にお菓子大会をすると発表され、今回は五日後という事でこの街だけでの開催になった。
三人一組でお菓子を作り審査員が点数を付けて得点の高い組を優勝とする。
そんな中、僕は早速ランに泣きついた。
「ランどうしよう」
「とうもこうも無いでしょ」
「だってお菓子大会なんて無理だよって言ったら」
「「このお菓子は僕達で作ったので」と言ってたわね」
「「じゃあ僕達で出場しなさい」って言うんだよジャンも助けてよ」
「俺まで巻き込んだんだからデコが考えろよ」
「お菓子大会で優勝したら有名人になれるわよ」
「本当?」
「多分ね」
「でもどうしたらいんだ」
「「こんにちはー」」
「誰?こんな大変な時に」
「ドナでーす」
「ポチでーす」
「で出たー!」
「この度はデコがお世話になりました」とジャンとランが自己紹介を済ませる。
「デコとジャンとランでお菓子を作るのね」
「そうだけど」
「楽しみだわ。ジャンにラン、ポテトチップスとても美味しかったわ」
「デコは材料を持って来てランは料理して俺は何もしてないけど」
「そんな事ないと思うわ。三人だから出来る料理を期待してるわ」
「でも俺は遊びしか出来ないから食べ物で遊んだら怒られるし」
「そうね、でも遊びながら料理をするなら怒られないんじゃないかしら?」
「そうか!ありがとうポチ」
ジャンは部屋にこもってしまった。
天才に火を付けてしまったかもしれない。
ここ商業組合にも燃えている人がいる。
「来ましたよ!千年に一度しか出会えないような機会が!商業組合の腕利きと私の持つ食材で優勝してみせます」
「お菓子大会は三人一組だぞ?誰を選ぶんだ?」
「お父とお母に頼もうかと」
完全に優勝を取りに来てると、私はにやりと笑った。
私は組合代表として審査員の役目で、あと教会代表、学校代表、貴族代表この街の領主が審査員だ。
お菓子大会に出られる枠も決まっていて、審査員の推薦する者達だから負ける訳にはいかない。
教会代表と領主は料理人との繋がりが強く、学校代表は彼奴とその娘で何を仕掛けてくるのか?
最後は貴族代表で今回のお菓子大会を教会代表と仕組んだとされ、あの姫は何をするか分からん。
お菓子にするのは難しいが幻の食材がある以上、私達が優勝に一番近い筈だ。
ここで速報です。
各審査員が推薦する料理人を紹介します。
まず領主が推薦する三つ寿園から三名。
教会代表からは八方亭から三名。
学校代表からはお菓子学院から三名。
組合代表からは商業組合から三名。
最後の貴族代表からは孤児院から三名が出場します。




