あだ名
「遅くなったけど自己紹介するよ僕の名前はデコ」
「私の名前は「ちょっと待って!僕が名前付けてもいいかな?」
「あだ名って事ね、いいわ」
「ポテトチップス作って食べた時、凄い笑顔だったからポチって名前はどうかな?」
「ポテトチップスのポとチを取ったポチね。いいわ気に入ったわ」
「じゃあよろしくポチ」
「よろしくデコ」
「これからどうする?」
「私は教会に行く予定だったんだけど」
「じゃあ一緒に行こう。僕もさっき教会に行ったんだけど身分証が無いと入れないって言われて」
僕は冒険者組合と商業組合の身分証を持って来た。
「ポチは身分証は大丈夫?」
「大丈夫よ。冒険者と商業組合の身分証があるのね」
「うん薬草採ったり食材売ったりするから」
「デコは凄いのね」
「みんなが手伝ってくれるからね。じゃあ行こう」
「待って馬車に乗って行きましょ」
「え!乗っていいの?」
馬車に乗って教会まで行く事になり、初めての馬車に興奮した。
「ポチ馬車って凄いね楽しいね」
「そうね」
教会に着くと大勢の人が集まっていた。
「何だろうね?もしかして貴族が来てるのかも。ポチも貴族の人見に行こう」
「そうね」と言いながら笑っているが、ポチは見た事あるかもしれないけど僕は見た事ないから楽しみだ。
「よし降りよう」と僕は手を差し伸べてポチは手を乗せる。
外は騒がしく、そして大勢の者に囲まれていた。
「この度はよくいらっしゃいました」
「ありがとうございます」
教会の偉そうな人の隣にいつもと違う服装のドナがいたので、僕はドナと声を掛けると驚いた顔をしていた。
「デコ!何でここにいるの!」
「何でってポチと貴族の人を見に来たんだよ」
「ポチって…デコー!」
僕は理由も分からずドナに怒られてしまった。
そして大きな部屋に案内されて四人でお喋りを楽しんでいる、いや二人一組でかな?
「それで姫、王都は変わりないですかな?」
「良くも悪くも変わってないですわ」
「そうですか今回の視察の目的はやはり」
「ええ美味しい物を食べに来ました」
「デコ!ポチって何?」
「ポテトチップスが美味しいって言うから」
「ポテトチップス?」
「芋を薄く切って揚げたお菓子だよ」
「姫にポテトチップスをあげたの?」
「あげようとして僕が食べちゃったから」
「それで?」
「家に行ってポテトチップスを一緒に作った」
「其処で提案なのですが料理大会を開いては如何でしょう」
「料理大会?」
「そうです世界各地から最高の食材、最高の料理人が集まって来ますぞ」
「良いですわね。でも今回はお菓子大会にしましょう」
「もちろんデコも参加するでしょ?」
「はい?」
という事でお菓子大会に出場する事になった。
五日後という事で世界各地とまではいかないが、この地域の料理人が集まって来るだろうお菓子大会が開催されようとしていた。




