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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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残り物

 朝起きて居間に行くと「おはようございます」と声を掛けて笑顔で「おはよう」と挨拶をしてくれる。


 そう、お嬢さんが泊まりに来てる。


 朝食を作りながら今日は何をしようかと思っていると「おはようございます」と声が聞こえた。


「ドナおはよう」


「デコおはよう」


 最近は教会に行ってなかったので僕に会いに朝食も食べずに遊びに来たらしい。


「ドナ僕達はこれから朝食だから一緒に食べよう」


「いいの?」


「うん昨日の残り物だけどね」


「ありがとう」


 居間に案内するとお嬢さんを紹介して僕は朝食の準備に戻った。

 

 お嬢さんはびっくりしていたようだった。


「朝食が出来たよー」


 昨日に引き続き松茸料理で皆が席について「頂きます!」と朝食が始まった。


 ドナはどれから食べようか迷っているが、どうやら僕の推しの焼き松茸から食べるようだ。


「美味しい!この香りこの食感とても美味しいです」


「焼き松茸、美味しいよね」


「ゔごほごほ」


「ドナ?大丈夫?ゆっくり食べて、いっぱいあるから」


 するとドナに睨まれてしまった。

 

 ドナは咳が治まると呼吸を整えてまた焼き松茸を食べ始める。


「ごめん、そんなに睨まなくても」


「デコが冗談を言うからでしょ!」


「冗談って?」


「松茸だって」


「松茸だよ?」


「ゔごほごほ」


 咳が治まると呼吸を整えている。


「デコ!」


「ドナこの汁物も美味しいぞ」


「ありがとうジャンさっぱりしてて美味しい」


「松茸のお吸い物、美味しいよね」


「ゔごほごほ」


 咳が治まると呼吸を整える。


「デコー!」


「最後は私が作った食後のお菓子よ」


「ありがとうラン。かりっ!かりかりしてて美味しい。お腹いっぱいの筈なのに何個でも食べられちゃう」


「松茸チップス美味しいよね」


「ゔごほごほ」


 咳が治まると呼吸を整える。


「デコは黙ってて」


「…」


 朝食が終わりお嬢さんがドナに説明した。


 私達は薬草採りに行って偶然デコがきのこを見つけ皆で採って来た物で、このきのこがランのお菓子作りで松茸という名前だと知った。


 するとドナは教会に寄付された時に、最高級きのこで香り食感がとても素晴らしい松茸と言う名前のきのこがあると知った。


 そんな最高級きのこが孤児院でしかも大量に出てくるなんてある筈は無い、デコが意地悪してると思ってと目に涙を浮かべて話してくれた。


「ごめんなさい本当にごめんなさい」


「いんだよ、そんなに気にしないで僕も悪かったし松茸が最高級食材だって知らなかったから」


「デコが悪い」


「デコが悪いわ」


「デコが悪いね」


「そんなー」


「あらあら」

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