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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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調査隊

俺は帝都近郊のダンジョンの異変を調べる為、調査隊に志願した。


ダンジョンに着き受付で情報を集めると、爺の言ってた通りダンジョンの内部構造が変化してモンスターも強化されているという。


「これよりダンジョンの調査を開始する」


調査隊五人でダンジョンを進んで行くと暫くして豪華な扉を発見する。


話に出ていたボス部屋のようだが、こんなあっさりボスに辿り着くとは思わなかった。


「ボスは俺が惹き付けるから援護を頼む」


部屋に入るとミノタウロスが巨大な大斧を抱えていて威圧感を放っている。


俺とミノタウロスは互いに突撃して武器でぶつかり合うと、俺だけ弾き飛ばされてしまった。


「なんて力だ」


ミノタウロスの大斧に合わせ俺も丸太を振るったが、まるで大人と子供のように圧倒的な力の差があった。


こいつはトレント以来の強敵だと嬉しくなり、仲間の力も借りて全力でミノタウロスを叩く。


力の差が埋まり徐々にミノタウロスを追い詰めると、丸太で大斧を破壊してミノタウロスを倒す事に成功する。


ミノタウロスから巨大な肉の塊が落ちると、それを持ち帰り帰還した。




冒険者組合に戻り報告書を纏めていると冒険者達が妙な話をしている。


「ミミックがダンジョンコアを食べただって?」


「あぁ、確かにぱくっと食べちまったんだ」


ミミックがダンジョンマスターになりダンジョンが強化されたんだと知り詳しい話を聞く事にした。


「ミミックに襲われなかったのか?」


「そのミミックはちびの使い魔だから大丈夫だったぞ」


「何だって!」


「しかも、そのミミックと一緒に外に出て来たしな」


「ダンジョンマスターがダンジョンの外に出るなんて聞いたことが無いぞ!」


「そうだよな。俺もびっくりしたぜ」


緊急に会議が開かれ、ちびと親父の情報が集められると、その親子は鍛冶大会に出場する為にドワーフ王国に向かったという。


そして、ドワーフ王国の難攻不落のミスリルの門が破られたという耳を疑う事実が飛び込んで来た。


鍛冶大会に出場していた帝都の職人が、ミスリルの門がくり抜かれた惨状を目の当たりにしたというのだ。


ミスリルの門の強度は職人や冒険者の間では知らぬ者はいない程に有名で、それを陥落させたのは荷台を引いた親子だったと…


「有り得ねぇ!ミスリルの門は人の手で破られる代物じゃねぇぞ!」


「荷台に乗り魔力を込めた瞬間に物凄い速さで門に突進して、親父が荷台の先端に立ち木剣に手を掛けていたという話です」


「木剣でミスリルの門をくり抜いたというのか!まるで…」まるで?まさか…「死者だ…」

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