祭り
僕達は厨房でありとあらゆるきのこ料理を作って、焼く蒸す煮る揚げる。
これだけ作ってもまだあるのでランがお菓子に出来ないか色々やっていた。
「デコちょっと味見してみて」
かりっ!「美味しい!この香りと塩気がいいね」
「松茸チップスは薄く切って油で揚げて塩を振って完成よ」
「松茸チップス?」
「薄く切って揚げればチップスになるみたい。きのこを使ったら、きのこの名前まで分かっちゃったわ」
「そうなんだ僕達が採って来たのは松茸って言うんだね」
「あー!デコ何食べてるんだ!ラン俺にも俺も食べたい」かりっ!「うまー」
松茸料理が出来たので、庭に机を出して皆で採って来て皆で料理して皆で食べた。
最高ー!楽しい時間は早く過ぎるもので松茸祭りは終わりに近づいた。
「皆そろそろ帰るね」
「えーもう帰るの?」
「もっと遊びたい」
「…」
「迷惑じゃなければ今日はここに泊まりませんか?院長先生いいですか?」
「デコ無理を言ってはいけませんよ」
ほんとはお嬢さんにずっといて欲しいけど無理なのは分かってる。
だから責めて今日だけは一緒にいたい。
「分かりました。今日はみんなと一緒に泊りします」
「「「やったー」」」
「迷惑を掛けるんじゃありませんよ」
その頃、冒険者組合では。
今日は一番会いたくねぇ餓鬼に会ったが薬草採りに行った時のお礼だとかで何だかいっぱい採ったからってお裾分けしてくれた。
「おやじ、これで美味い飯作ってくれ」
「あぁ時間掛かるぞ」
「酒でも飲んで待ってるさ」
「出来たら持ってく」
しかし何だ?この重苦しく、ぴりぴりした空気は?
折角、美味い飯と酒でも飲もうと思ったのに。
あの辺りにいる連中は特にやばいな、目が血走ってやがる。
「てめぇちびが来るんじゃなかったのか?」
「てめぇが卑しい事を言うから、ちびが来れなかったんじゃねぇのか?」
「は?てめぇこそ涎垂らしてたよな?」
「は?てめぇこそ妄想してたよな?」
「この野郎かかってこいや!」
「この野郎かかってこいや!」
「おいお前等ちび達ならとっくに帰ったぞ」
「何言ってんだ?殴られてぇのか?」
「俺も見たぜ冒険者組合を素通りしてたぞ」
「何で査定しに来ねぇんだよ!」
「良く考えろ。ちび達は何しにここに来た?」
「きのこを採る為だろうが!」
「違う、きのこ採る仲間を探す為だ」
「査定しないで」
「自分達で食う為に」
ばたん!
ばたん!
やべぇ!あの辺りの連中がいきなり二人倒れたぞ。
ああいう奴等には近付かないほうが良いな。
「出来たぞ」
「おー何だこれ!めちゃくちゃうめぇじゃねぇか!酒も進むぜ」
「…何か良い匂いがするな夢か?」
「…きのこのような匂いがするな幻臭か?」




