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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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約束

 周囲を見渡したが巨大なミノタウロスが消え大将と呼ばれている幼子が何かを拾い集めている。


 大将の側に行きミノタウロスは何処かと尋ねるが私の声が聞こえていないようで、黙々と巨大な肉の塊のような物をソリに載せてい。


「おい!約束を破ったんだから!お前も肉を拾うの手伝え!」


 何故か私は学校の先生に怒鳴られいるが私が怒鳴る立場では?と頭が錯乱していたが副団長を見ると肉を拾い集めいる。


 まさかと思うが悪いのは約束を破った私の方なのか?と副団長と目が合い頷いているので肉を拾い集める事にした。


 ソリが肉でいっぱいになりダンジョンから出て来ると、これからテントで肉を焼くという。


 学校の先生は酒を取り出し呑み始めると大将は巨大な肉の塊を捌いていき私達はその様子をあっけらかんと眺めていた。


 大将と呼ばれた幼子に危険な事や料理までさせる学校の先生とは何なのだ?と思い料理をしている大将の対面に立ち話しをしようとすると声をかけられる。


「これからステーキを焼くのですが量と焼き方にご注文はありますか?」


「ミディアムレアで頼む。量は…」


 つい何時ものように注文してしまい幼子にミディアムレアと言っても分かる筈も無いが、大将は畏まりましたと言い肉を焼き始める。


 極厚の鉄板の上に禍々しい肉が並べられると豪快な音が鳴り、肉の焼ける音と匂いが何も食べていない私の腹の音も共鳴していく。


 私と大将の会話が聞こえていたのか、てんこ盛りだって!と言う声が聞こえて来る。


「シャトーブリアンのミディアムレアでございます」


「ありが…」


 私は腹が減っていたので沢山食べたいと言ったが、皿に盛られた禍々しい肉が塔のようにそびえ立っている。


 取り皿に一枚取りナイフをいれると薄赤色の肉が覗かせていて、完璧なミディアムレアだと感じさせ口に入れると柔らかくて、とろける食感で肉の旨味が凝縮されている。


 私が今まで食べた肉の中で圧倒的に一番だがこの肉はダンジョンに落ちていた肉で恐る恐る何の肉か聞いてみる事にした。


「ミノタウロスです」


「…」


 もしかしてミノタウロスが消えたのでは無く消されたという事なのか?


 あの一瞬で変わり果てた巨大な肉の塊になった?


 ダンジョンのモンスターは倒すと色んな物を落とすというのを聞いた事があるが、いったい誰が倒したというのだ?


「まさか…大将が?」


「…お口に合わなかったでしょうか?」


 大将は不安な顔をしているが私の方が青ざめてしまっていてミノタウロスをどうやって倒したのか問うとソリで倒したと答えてくれた。


「ソリ?」

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