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孤児と魔物の暮らし方 【なろうチアーズプログラム対策で全話1500文字に改稿中】  作者: 無句読


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本物

このミミックはお菓子にしか興味は無い

二人のS級冒険者はもぐもぐしている

ミミックに顔を近付けてもお尻を向けても微動だにしない


安心安全なミミックだと判断すると子供が質問するようにすっと手を上げた


「組合長!俺達にもわらび餅を下さい」


「何を言っている?お前達の分のわらび餅は配っただろう」


「組合長!これは余興でこのミミックが勝手に食べだんだ」


「お前達が欲しがったミミックだぞ?責任はお前達にあるのではないか?」


「俺達はミミックなんか欲しがっていない」「そうだ!俺達が欲しいのはわらび餅だ」


「分かった 私の分のわらび餅をやろう その代わりミミックは返して貰うぞ」


「こんなお菓子ばかり襲うミミックなんて要らねぇ」「俺達のわらび餅が!やっと食べられるぜ!」


こうしてラン先生の新作発表会と二人のS級冒険者の式典は滞り無く終わった




「ご迷惑を掛けてすみませんでした!」

僕は事の顛末を二人のS級冒険者に話した


「そうか ちびが宝箱を見つけて代わりに芋を置いたんだな」


「ボス部屋を通らない道があったとはな」


二人のS級冒険者は距離を取り明らかに警戒している


「ちび それ以上近付くな!」


「ちび 俺達との関係は終わった筈だぞ!」


二人のS級冒険者は逃げ腰で両手にお菓子を抱えていた


僕もキャンディを抱えて謝まったが普段は人のお菓子は取らないキャンディは二人のS級冒険者にだけお菓子を取ろうとしていた


きっとお菓子を取るんじゃなく貰える友達だと思っているに違い無い


僕は逃げ腰の冒険者の席にキャンディを降ろすと皆で食べましょうと言ってお菓子の詰め合わせ箱を置いた


キャンディはお菓子箱からお菓子を取らず逃げ腰の冒険者からお菓子を奪って楽しそうに食べていた




「お姉様 わらび餅を冒険者にあげちゃったの?」


「発表前にランからわらび餅を貰って食べていたからな」


「え!私より先に新作お菓子を食べたの?」


「打ち合わせをしてたらランが気を遣って用意してくれたんだ」


お姉様狡いと懐に忍ばせていた新作優先権を取り出し見詰めていた


新作優先権を取り上げ今回は特別だと言って透明なわらび餅が載った皿を置く


「お姉様?このわらび餅は?」じーっと見詰めている


別の皿に抹茶を入れ透明なわらび餅を一つ取り抹茶を絡ませる


食べてみろと言われ緑色になったわらび餅を口に入れる


「抹茶わらび餅だよ!」


それから楽しそうにお菓子を作って食べていたがお菓子作りの才能が無いせいか部屋と身体と次いでにミドリも抹茶まみれになっていた

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