表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤児と魔物の暮らし方 【なろうチアーズプログラム対策で全話1500文字に改稿中】  作者: 無句読


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

169/227

宣言

王都ではお菓子大会の本戦が行われてた

各地のお菓子職人が予選を突破して競い合った結果王都のお菓子屋が優勝した


大会は大いに盛り上がるが一部の貴族からは不満の声が上がっていた


「何故ラン先生が出場していないの?」


「孤児院は予選で敗退しましたので」


大会委員は丁寧に説明したが納得してもらえなかった


騒ぎは次第に大きくなるがこの状況を静める発言が大会委員長から発信された


「お菓子大会は素晴らしい大会になりました」

「其処で夏に辺境の街でお菓子の祭典を行う事を宣言します」


「我こそはと思う職人の参加をお待ちしております」


静まったと思いきや直ぐに歓声が響いた




その頃辺境の街ではラン先生が前代未聞の発言をしていた


「私ランはここに宣言します」


ここでも静寂から野太い歓声が響いていた


これはお菓子大会委員長との協議で決められていた話であった


この話は国王にも届けられていてこの件で罪人になっていた者が恩赦により釈放される事になる




「出ろ お前の罪は国王陛下の恩赦により放免された」


「…」


碌に食べる物も無く飢える寸前だった

借金をして儲かると言われたお菓子の調理法を使用し稼いだ金で食べ物を買ったが直ぐにばれて捕まってしまった


今更釈放されたって俺の家族はきっと…

だが俺は微かな望みを捨てきれず家族の住む家に向かった




其処は王都の城下町の更に塀の下にある貧民街だ


其処に俺の家があった筈が更地になっていた


「そんな あり得ない」

「俺の家が貧民街が無くなった」


どういう事だ

貧民街の皆は何処に消えた


「俺の家族は何処に消えたんだ!」


城下町に戻り情報を集めなければ


食事処に立ち寄り主人に話を聞いた


「貧民街が消えてしまったが住人は何処に行ったんだ?」


「あんたは王都を離れていたのか?」


「あー ちょっとな」


「人が足りないとかで住み込みで働きに行ってるぜ」


「働きに?」


鉱山の強制労働に連れていかれたか


「場所は分かるか?」


「あぁ 今や人気の場所だしな」


人気の場所だと?

まさか見世物にされているのか


俺が罪を犯したからこんな事になったんだ


すまん 街の皆


人気の場所に着くと建物の前で人が列を成していた


「これは?」


「何だ 知らねぇのか?」

「大人気のお菓子屋だ」


「お菓子屋?見世物小屋ではないのか?」


「てめぇ 俺達はお菓子屋に並んでんだ」


ごつごつとした如何にも冒険者みたいな風貌の者達が何故お菓子屋に並んでいるんだ


俺も一緒に並ぶ事にした


漸く自分の番が回って来て店の中に入る


其処には沢山のお菓子が並んでいた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ