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孤児と魔物の暮らし方 【全話1500文字に改稿中】  作者: 無句読


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弁当

肉野菜炒めてんこ盛り弁当


正に難攻不落

我が国の山々のように立ち塞がっていた


ドナとイチゴは手が止まり茫然と弁当を見上げている


辺りは肉の匂いに誘われて観光客が押し寄せていた


弁当と二人の子供を見て恐怖を感じ取っているようだ


恐怖に打ち勝つ事で英雄になれる


そして英雄になろうと名乗りを上げる者が現れた


「ちび 俺に肉野菜炒めてんこ盛り弁当をくれ」


「すみません」

「もう 肉も野菜も無いです」


観客が不満の声を上げる


ぶー


すると挑戦者も声を上げる


「露店を出して起きながら売り切れだと?」

「料理人の風上にも置けねぇな」


ここまで言われては黙ってはいられない


「ではお菓子弁当でどうでしょ?」


「お菓子弁当だと?」


だってお菓子しか無いから


「ちび 俺は甘党だ」

「言っている意味は分かるな?」


「甘いお菓子が好きという事でしょうか?」


「そうだ お菓子なら幾らでも食べられる」


「なら 早食い対決と言うのはどうでしょう?」


「ちび 俺の話を聞いていたか?」

「俺に勝てる奴など居ない」


「では キャンディと闘って貰います」


僕は露店の席の上にキャンディとお菓子の詰め合わせ弁当を用意する


観客は賭けを始めた


全員が挑戦者に賭たと思われたが一人だけキャンディに賭けた者がいた


賭け終わったのを見て僕は開始の合図を掛ける


「位置について」

「よーい どん!」


ばりばり音を鳴らしながらお菓子を食べ始める挑戦者


「うめぇ」


キャンディはまだ動かない


「どうした ちび」

「怖気付いたのか?」


「食べるのは僕ではありません」

「キャンディです」


「だっはっはー」

「何を言ってる 血迷ったか?」


挑戦者はお菓子を食べ終えた


「だっはっはー」

「俺の勝ちだ」


「いえ まだお菓子が残っています」


「あー?何だ?鉄みたいのが入ってるな?」


「はい てっこう飴です」


「べっこう飴だって?」

「一度食べてみたかったんだ」


「ちび この飴が堅くて食べられねぇぞ」


「飴は噛んでもいいですが舐めるお菓子です」


「ちび 舐めてるけど無くならねぇぞ」


「頑張って舐めて下さい」


「ちび 舐めてんのか?」


「舐めてません」


「ちび 何で宝箱が舐めてんだ?」


「宝箱ではありません」

「キャンディです」


キャンディは一瞬でお菓子を食べ尽くし弁当箱の底にあるでかい飴を舐めていた


べろべろに舐め回し小さくなった飴をがりがり噛んでいる


飴は完全に宝箱から消えた


「勝者 キャンディ!」


僕は勝ち名乗りを上げると挑戦が怒り出す


「ちび 舐めても減らねぇし噛んでもびくともしないぞ!」


僕は挑戦者に告げた


「この飴は鉄鋼のように堅いてっこう飴です」


挑戦者は恐怖した


「鉄鋼だと?」

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