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孤児と魔物の暮らし方 【全話1500文字に改稿中】  作者: 無句読


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遠足

ジャンとランの学校では遠くまで歩いてお弁当を食べて帰って来る遠足という行事があるので皆で朝からお弁当を作っている


「遠足楽しみだね」


僕も遠足の話を聞いてドナとイチゴと遠足に行く約束をしていた


場所は精霊の湖だ


冬に行った時は湖が氷り付いていたが今は氷も溶けているだろう


鮭ノ介も一緒に連れて里帰りさせる

いや家に居残っているキャンディに雪舟にチョコにって全員居る


じゃあ皆で行こう


お弁当とお菓子を沢山作り終えるとドナとイチゴがやって来た


「おはよう」


僕は二人に挨拶をしてキャンディを紹介すると妖精の湖に出発した


「ドナとイチゴと遊ぶのも久し振りだね」


「ねぇ キャンディって宝箱みたいだけど」


「うん ダンジョンに居たミミックだよ」


ドナはミミックと聞いてびっくりしていたがイチゴは顔色一つ変えず話し出した


「おい このミミックは人を襲わないんだろ?」

「こいつの好物は何だ?」


「キャンディは飴が好きなんだ」


「ランの新作のお菓子か」


「僕達用の小さい飴もあるからね」


「それは楽しみだな」


「 私も楽しみ」


僕達は楽しく話しながら目的地まで歩いて行く


前は馬車で行ったからかドナとイチゴに疲れが見えたので休憩する事にした


「ふぅ 疲れたなー」


「そうね 私達は普段歩かないから」


元気いっぱいな僕達を見て二人は一息ついていた


「飲み物も持って来たからね」


「デコ ありがとう」


「おい 何だこの色は?水じゃないのか?」


「冷たい麦茶だよ お菓子を食べる時も美味しく飲めるんだ」


僕達は冷たい麦茶を飲んで再び妖精の湖を目指した


人通りが多くなり露店が見えて来た


「ドナ イチゴ お疲れ様」


「やっと着いたのね」


「疲れた 早く休むぞ」


休憩出来る場所を探して芝生の上を陣取り食事の用意をする


皆に野菜炒め弁当を渡す


「おい 何だこれは」


「野菜だけなのね」


「肉野菜炒め弁当だからね」


「肉など何処にも無いぞ」


「デコ 野菜弁当よ」


肉は焼き立てが一番

ここだけは譲れない


僕は炉を取り出し炭を入れ火を付けて網を載せる


じゅー


辺りに肉の香ばしい匂いが漂う

完璧に焼き上げ野菜炒めが見えなくなる程に肉を何重にも敷き詰める


「肉野菜炒め弁当だよ」


二人は大量の肉に圧倒されていた


「これが弁当なのか?」


「これ食べても太らない?」


まるで山のように肉がそびえ立ち威圧を放っていた


二人は山の頂きから肉を一掴みすると口に入れる


「うまい!」


「美味しい!」


疲れなど吹き飛ばす程の笑顔だった次第に笑顔が無くなり何故か疲れていくのが見て取れた


天に届くほどの盛り


てんこ盛りの誕生であった

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