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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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ミノタウロスが消えた跡には肉が落ちていた


「肉!」


僕は急いで肉に駆け寄る


「取ったぞ!」


僕は肉の塊を拾うと両手で掲げた


ジャンとランも肉を拾うと掲げてからソリに載せていた


モンスターを倒す事は出来なくても肉が取れれば其れで良い


肉を拾い終わると次の部屋を探しに行く事にした


「ふひーふひー」


ソリには肉が山のように載っていた


僕達で食べる分とおじさんの分と其れに肉屋の分は確保出来た


皆と話合って後はダンジョンを周って楽しむ事した


「最初から肉部屋だったから運が良かったね」


「折角ミノタウロスに会ったのに肉を拾うだけだったな」


「一体だけでも私達で倒したかったわ」


「そうだったのか?」

「ならモンスターを見つけたら三人で倒してくれ」


おじさんに言われてモンスターを探して歩いたが中々見つからなかった


探索して歩いていると冒険者達が扉を塞ぐように立っている


どうやら順番待ちをしているようだ

扉の形が違うのでボス部屋かも知れない


「すみません」

「扉の先はボス部屋ですか?」


「あぁ?なんだちびか」

「あぁ ボス部屋だ」


このダンジョンではボスを討伐し部屋を出ると不規則にミノタウロスの場所やボスの場所が変わる


ボスを討伐されなければ次の冒険者に討伐の機会が巡って来る


「ちび 俺達がボスを倒すから並ぶ必要は無いぜ」


だっはっはーと笑っているがボス部屋から出て来た冒険者に討伐されて扉が消えると共に笑いも消えた


がっはっはーと笑い声が響く


その冒険者は瞳をきらきらさせてソリを引き大声で笑う大男をソリに乗せて去って行った


「またかよ」


冒険者達は落胆して何度となく先を越されたようだった


話し合いの結果これ以上歩き周っても先を越されるだろうと思いモンスターと戦う事無くダンジョンを後にした


取り敢えず目的は達成したのだ

胸を張って帰ろう




冒険者組合で皆と別れ僕は一人で肉屋に向かった


「こんにちは」


「ちびか もしかして肉か?」


「はい 肉を持って来ました」


僕はソリから肉を取り上げて肉屋さんに見せる


「おー!これは良い肉だ」


「はい ミノタウロスの肉です」


「肉のさしがさしまくりだ」


「さし?」


「網目状に入っている脂肪の事だ」


「この肉を炭の網で焼くと?」


「とろける程にうまいだろう」


「肉がとろける?」


「とろとろだ」


今日は肉を焼く

必ず肉を焼いて食べるんだ


「ふひーふひー」


僕は肉屋で肉を卸して口笛を吹きながら家に帰った


「院長先生!今日は肉を焼きましょう」


僕はさしの入った肉を見せて訴えたのであった

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