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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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食事

依頼を終えて家に帰って来た

早速ミミックの食べそうなお菓子を作る事にした


「デコ この箱は何?」


ランは宝箱に興味を示した

まるで宝石のような箱に惹かれたのだろう


「ミミックってモンスターだよ」

「ダンジョンに潜って持って来たんだ」


そう言うとぎょっとしてたが直ぐに立ち直った


「襲って来たりはしないのね」


「多分ね」


「それでデコは何してるんだ?」


ジャンも興味津々だ


「このミミックが空腹だからお菓子を作ろうと思うんだ」


「お菓子を食べるのか?」


「何も食べようとしないからお菓子なら食べるかなと思って」


そういう事ならとジャンとランもお菓子作りを手伝ってくれた


そして三人でいろんなお菓子を作ってどれなら食べてくれるかとミミックが置いてある机に並べる


「さぁ 好きなの食べていいよ」


そう言うと宝箱が開き人の舌のようなものが伸びてチョコレートを巻き取って飲み込まれていく


チョコレートのお菓子は全部食べてしまった


他のお菓子も綺麗に食べる


お菓子なら何でも好きみたいだ


お菓子を食べても暴れたりしないし一緒に暮らせるといいな


「お菓子を食べて満足したみたいね」


「お菓子を食べるモンスターか」


ジャンとランもミミックを気に入ったみたいだ


家族になるなら次は名前を決めなくちゃね


その日はダンジョンに潜った事をジャンとランと院長先生に話した


ジャンはどんなモンスターが出て来たか聞いてきたがモンスターを見てないと言ったらがっかりしていた


次の日も朝からお菓子を作っていた


沢山作っても直ぐに食べ尽くしてしまう

もっと長持ちするお菓子はないかなと考える


「飴なんてどうかしら?」


ランに相談したら簡単に出来るお菓子を教えてくれた


水と砂糖で作る堅いお菓子だという


材料を入れて鍋で煮詰める


「どう?」


透明で硝子のようだ


「堅い」


「飴は噛むより舐める方がいいわよ」


「うん これなら長持ちするね」


ミミックに飴を与えてみる


「これは舐めるお菓子だからね」


宝箱の蓋が僅かに開いたり閉じたりすてミミックは言われた通り飴を舐めているようだ


これで皆で食事が出来るね




「ランの新作はまだかな?」


やばい 禁断症状が出ている

こうなると延々とお菓子を作らされる


虚ろな瞳で優先権の紙を眺めている妹がいる


机の上に優先権を置き おでこを机に当て見えいるのか分からないほどに眺めているのだ


放っては置けない


妹と俺の為にもランに新作のお菓子を作って貰わなければ


机の上には沢山の優先権が綺麗に並べられていた


それにしても何でこんなに新作優先権があるんだ?

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