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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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150/225

宝箱

これは?

どうやら財宝では無いらしい

普通は宝箱の中に財宝がある物なのに


僕はダンジョンでモンスターを持ち帰ってしまったのか


宝箱の中に財宝があると油断させて攻撃してくるのがミミックというモンスターで極めて凶暴という話を聞いた


状態異常 空腹


これのせいで大人しいのかも知れない


でもなんで空腹なんだろう?

僕が宝箱を持っても攻撃して来なかったし危険が無いのなら家に持って帰ろうか


鑑定結果が出ると周りにいた冒険者は一斉に距離を取った


「あのちび ミミックを持って来やがった」


「嘘だろ?このモンスターはダンジョンから出て来れるのか!」


「空腹って腹が減ってんじゃねぇか!」


「なのにミミックは何故襲って来ないんだ?」


「能力値S?S級モンスターだぞ!」


冒険者が騒いでいるところを見ると珍しいモンスターみたい


ぐー


僕は宝箱を持ってソリに乗せる

取り敢えず食事にしよう


僕達は支援組の天幕に戻り食事を取る


僕は適当に料理を持って来て皆で食べるが宝箱は食事をしようとしなかった


「何を食べるの?」


話掛けても返事は無い


うーん


「お菓子は食べられる?」


ん?何か動いた気がしたけど


「お菓子を作る材料が無いから家に帰るまで我慢してね」


もうすぐ支援の依頼も終わるので片付けをしていると二人組の冒険者が寄って来た


「おい あのちびだ」


「あったぞ 宝箱だ」


どうやら僕の宝箱を狙っているようだ


「ちび その宝箱を売ってくれねぇか?」


「これでいいだろ?」

「なっ 決まりだな」


僕の手にお金を握らせる

いくらかな?


こんな金額じゃ肉も買えない


大男に助けを求めても酒を煽っているだけ

顔見知りの冒険者も見てるだけ


自分で何とかしろと傍観している


「この宝箱は売り物ではありません」


「何だと?このちび」


「ちび 取り引きは終わってんだ」


そう言って机に乗っている宝箱を持ち上げようとするが持ち上がらない


二人掛かりでも駄目だった


酒に酔った大男は二人組に発破を掛ける


「力がねぇな」

「ちびは軽々と持ち上げてたぜ?」

「がっはっはー」


傍観者も悪乗りして来る


「見習い冒険者から始めた方がいいぜ?」

「だっはっはー」


二人組は身体強化魔法を発動させるもぴくりとも動かせなかった


そうしてまた大男に頭を掴まれて去っていった


僕はもう一度宝箱を持ち上げてみると軽々と持ち上がった


「おー!」


傍観者達から歓声が上がる


「ちび 力あるな」


「見習い冒険者も卒業だな」


どうやらこの宝箱は僕と一緒に家に帰ってお菓子が食べたいと言っているような気がした

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