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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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冒険

この間は肉屋でお小遣いを使い切ってしまったので依頼を受けようと冒険者組合にやって来た


冬の間は依頼も少なかったが春になれば出来る仕事も増えるだろう


依頼書を眺めていると薬草の依頼もある


最近は危険な魔物の姿は見えないが僕一人ではまだまだ危険な所だ


久し振りに冒険仲間を募ってみよう

掲示板に書き込む


薬草を採りに行きましょう 大将のデコ


大分上手に書けるようになった

折角なので称号も書いてみた


僕は有名人としての階段を一段登った筈だ


それにしてもおかしい


何時もならすぐ反応してくれるのに

大将ってのはどいつだとか格好いい称号だなとかある筈なのに


誰も来ない


冒険者も少ないし依頼で出払っているのかな?


受付で聞いてみる


「すみません」

「冒険者が少ないようですがもう依頼を受けてしまったのでしょうか?」


「はい 緊急で依頼が貼り出されたので皆様はそちらに行っています」


「緊急?僕にも出来る依頼でしょうか?」


「見習い冒険者は受注出来ません」

「ですが現場で支援の依頼も入って来ています」

「そちらの方は見習い冒険者でも依頼を受ける事が出来ます」


僕は支援の依頼書を見せて貰った

内容はこうだ


ダンジョンの外の天幕で冒険者達の食事や治療の支援と物資の搬送


物資は冒険者組合で支給する物を搬送する


場所は魔物の遺跡だ


以前は魔物が大勢いて冒険者達が討伐していた場所だという

最近は魔物も居なくなっていたが其処にダンジョンが出来たらしい


魔物と戦ってみたいけど

僕はダンジョンには入れないから外からでも見てみたい


それにダンジョンには財宝が眠っていると聞く

いつか僕もダンジョンを冒険するんだ


僕は支援の依頼を受ける事にした


明日の早朝から他の支援者と一緒に行く事になっている


僕も準備をする為に家に帰る事にした


荷物を整理していると僕の料理道具が無い事に気付いた


一番必要な包丁が無いのだ

ナイフでも出来ない事は無いが調理には向いていない


僕は慌てて工房に行った




どん!


「お父さん!」


「何だ!おちび」


「僕の包丁を作って下さい」


「包丁?」


「支援依頼に必要なんです」


僕は事情を説明して包丁を作って貰った

いつも家で使っている物より小さい


子供用の包丁みたいだ

お父さん曰く持ち運ぶなら小さい方が良いと敢えてナイフと同じ位の大きさにしたらしい


お父さんから渡された芋を試しに切ると綺麗に切れた


小さくても何の力も入れる必要が無い


包丁を入れる鞘もある


仕舞う時にきん!と音がするのが格好いい


これを腰に差せば剣士デコの誕生だ

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