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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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計算

 僕は家でもジャンとランと学べるように、学校で学ぶ事と同じ事を学びたい。


 読み書きの次は計算だ。


 計算とは簡単に言うと物の数を数える事。


 早速、教会の案内所に行くとドナとイチゴがいた。


「みんな!どの教室に行く?」


「私はこれから仕事だから」


「じゃイチゴは?イチゴにお願いがあるんだけど一緒に計算の教室に行かない?」


「嫌だ」


「イチゴ、デコに計算教えてあげて」


「はい」


「じゃあドナまたねイチゴ行こう」


 嫌がるイチゴの手を引っ張って計算の教室に行った。


「まずは数字という数の字を覚えましょう」


 何も無いのが0、一つあるのが1、二つあるのが2。


 それぞれ3456789となり、そして十あるのが10になる。


 読み方は1から10まで順番に、いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう、と読む。


「覚えましたか?では、これはなんて読みますか?」


 [1]


「解る人は手を上げて下さい」


「はい!」


「ではデコ答えて下さい」


「よんです!」


「ゔー」


「イチゴ吹き出して汚い」と言うと「は?」と言う顔をしていが何処か具合が悪いのかな?


「惜しい、答えは、いちです。それでは計算してみましょう」


 [1+1=2]


 考え方は+はプラス=はイコールと読む。


「覚えましたか?ではこれは何と読みますか?」


 [1+1=2]


「解る人は手を上げて下さい」


「はい!」


「ではデコ答えて下さい」


「いちプラスいちイコールなな」


「ゔー貴様ー!」


 僕は汚いよって顔でイチゴを見た。


「惜しい、ななではなく、にでした。最後は計算をして貰います」


 [1+2=?]


「いちプラスにイコールは何になるでしょうか?解る人は手を上げて下さい」


「はい!」


「ではデコ答えて下さい」


「いちプラスにイコールは…じゅう!」


「ゔーーー!」


「惜しい、ではイチゴ答えて下さい」


「…」


 ちょっと待て!どう見ても答えられる状態じゃないだろ。


 俺が苦しんでるのが解らないのか?


「ごほっごほっ」


「イチゴ大丈夫?具合が悪いの?」


「…」


 貴様のせいで「ごほっ」苦しんで「ごほっ」


「答えは、さんです」


 先生が答えを言うとイチゴは力尽きた。




 計算の教室が終わり休憩所で休んでいるとドナがやって来た。


「デコ計算は出来た?」


「出来たよ」


「間違ってただろ!」


「イチゴはデコに計算教えてくれたんだね。ありがとう」


「…どういたしまして」


「計算って難しいね」


 まだまだ頑張らないとジャンとランに負けないように。


「ドナ、イチゴこれからもよろしくね」


「うん頑張ろうね」


「ごほっ」

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